効率的な勉強

こんにちは、電験三種合格者のたまきです。

今回は、試験勉強について、自分の経験も含めて、勉強を効率的にする10個のアイデアを提供したいと思います。

一日一日の勉強を効率的にすると、長期間勉強した場合に、学習の定着度にかなり差が付きます。

少しでも効率的に勉強をすすめられるよう、自分の経験をもとに書いていきます。

効率的に勉強する10のアイデア

昼休憩も貴重な時間なので雑談やゲームはやめよう

無駄な時間の過ごし方をやめる
食事中はもちろん、食後に同僚と雑談を交わすのが好きな人はたくさんいると思います。

企業によって異なりますが、昼休憩はたいてい一時間程度あるでしょう。ここも貴重な勉強時間です。

私は試験勉強期間中は、寝る前にあと少しだけといって勉強してしまうという経験も何度もしています。その場合、どうしても睡眠不足になってしまいます。

その場合、昼休み中の昼寝は貴重な睡眠時間です。睡眠は学習の記憶を定着させる上でとても大事なことです。ですから、この時間を有効活用することは絶対です。

雑談を話したり、少しのんびり過ごしたい気持ちを抑えて、睡眠に時間を割いたり、公式の再確認などに時間を使うのです。

少なくとも、資格勉強に関わることを何もせずに、午後の仕事に取り掛かるのは絶対に避けるべきです。

私の場合、試験勉強をギリギリまで行っていましたので、休憩時間の一時間中、食事の15分を除いて、残りの時間は家で勉強するにはもったいない暗記をしていました。

また、前日に多めに勉強してしまい、睡眠時間を削ってしまった日は、多めに昼寝の時間を取ったりして調整していました。

昼休みも貴重な勉強時間の一部と考えて、どう過ごすかを空き時間に考えておくというのがベストです。

朝はあえてニュースを見ない

朝食中の勉強
効率的な勉強をするには朝の学習が最も効率的です。

そして、朝は最も集中できる時間帯であるために、資格勉強以外の知識を入れてしまうのはもったいないです。

その一環として、私は試験勉強中はあえて朝、ニュースを見ないことにしました。

多くのビジネス書籍でも、脳がまっさらな状態なときに情報を詰め込んでしまうのは悪影響だと書かれています。

電験三種のような計算問題が多くある試験の場合、問題を解くために机に座っていなければなりません。

逆に座っていられない時間帯は、計算を解けません。ですから、朝の貴重な時間は通信講座の講義をみるために使いました。

一度そういった習慣を身につけると、なんとなくニュースを見ている時間がもったいないと感じるようになります。

どうしてもニュースが気になる場合はヤフーニュースなどの一行ニュースを見るだけにして、本文は見ないようにしましょう。

世の中にあなたが直接影響を与えられることは限られています。ですから、自分ができること=資格取得に集中したほうが得るものは多いです。

思い出す習慣を身につける

思い出す習慣

思い出すのは、トイレに行ったとき、朝起きたとき、夜寝る前。歩いている最中など。どうしても勉強ができない場合などに、思い出すくせをつけると効率的に学習できます。

なぜなら、思い出すことは「アウトプット」の機会であり、記憶を定着させる上で絶対に大事な作業だからです。

思い出すだけではなく、「トイレに行ったとき」などの条件付けをすることで、ふとした時に思い出す訓練ができます。

試験本番では覚えた知識をスムーズに思い出す必要があります。そういったときに、普段の思い出す癖が役に立ちます。

自分も資格勉強をする上で、思い出す癖をつけてからは、知識が以前よりも定着していると感じました。

一時間に知識を一つ以上、できれば30分に一度以上思い出しましょう。

重要なことは思い出せたかどうかよりも、思い出そうとする行動自体です。思い出そうとするだけで記憶をつかさどる海馬に働きかける事ができるので、脳にとって良いことなのです。

逆に思い出せなかったことを責めると、ネガティブな思考になってしまい、かえって脳や記憶に取っては良くないです。

昔、記憶術などをよく調べていたので知っているのですが、ネガティブな思考は記憶にとって良くないのです。これはどの著者も主張しています。

仕事中は仕事がメインになるので、思い出せる知識は限られますが、それでも家に帰って勉強するだけよりは確実に知識の定着度は上がります。

時間割よりToDoリストを作る

勉強の予定リスト
資格勉強において計画を建てることは大前提です。かといって学生時代のようにきっちりとした時間割を作ることはおすすめしません。

社会人は学生と違って予定が崩れることも多く、分単位の時間割を決めても計画倒れになってしまうからです。

ですから、通常の仕事と同じようにToDoリストを作ることをおすすめします。

ToDoリストとは、文字通り、やらなければならない仕事を箇条書きで書き留めて処理していく仕事術のことです。

これは有名なのですでに実行している人も多いと思います。

それを資格勉強でも活用しましょう。

今日はこの分野を勉強する、何ページ進むと言ったざっくりとしたリストです。

これを作っておけば、少なくとも帰宅したあとになんの勉強をするか迷うことはなくなります。

また、計画崩れしたことによって変にストレスが溜まったり、やる気が削がれてしまったり言ったことも防げます。

学習内容に興味を持つことが効率的な勉強につながる

興味と記憶の関係

興味や関心と効率には全く関係がないように思えます。しかし、経験上興味を持った勉強分野では大変効率がよくなります。

人間の脳は興味のあることを積極的に覚えようとするからです。

いやいや勉強していても効率が悪いのは、記憶を定着させるのが難しくなるからです。

ありがたいことに電験三種は電気系の資格なので、私達がどこで何をしていても電気のことについて考える機会があります。

電柱を見れば、法規。テレビで発電所の話題が出れば電力。連想ゲームのように電験三種の知識を思い出すことで興味がわきます。興味が湧くと脳が楽しいと感じて知識を覚えようとします。

勉強自体のストレス緩和にもなりますし、覚えるまでの時間も短縮されます。地味ではありますが、非常に効率的な勉強法といえます。

眠くなったときは運動すると効率的な勉強の手助けになる

運動と学習

運動は勉強にとっても非常に良い影響を与える。そう耳にしたことがあるかもしれません。

ただ、運動を意識するだけでは不十分です。仕事内容が椅子に座るデクスワーク中心か、現場作業中心なのかで分けましょう。

普段が身体を酷使する仕事なのに、勉強効率が良くなるからと言って運動しすぎては意味がありません。眠気という勉強の大敵が襲ってくるからです。

ですから、自分の本業の仕事内容を考えて、運動するかどうかを決めましょう。デスクワーク中心なら運動は効率的に勉強をすすめる助けになるでしょう。

反対に普段から身体を動かす仕事であれば、家に帰って運動するよりは、素直に勉強してしまったほうが効率的と言えます。

また、注意すべきなのは、運動をしすぎると低血糖になってしまい、眠くなってしまうということです。

それさえ気をつければ、運動はかなり勉強にとって心強い味方です。

すでに科学的根拠がある事実として、運動には以下の効果があります。

  1. 海馬の神経を増やし、長期記憶を強化する
  2. 脳を育てる
  3. 頭が良くなる
  4. 作業記憶がよくなる
  5. やる気が高まる

書籍「神・時間術」より

適度に運動することが、学習に良い効果をもたらします。

仕事で疲れていると、どうしても机に座るだけで眠くなります。そういったときは適度に運動することで、眠気が覚めるだけでなく、勉強の効率も良くなるのです。

勉強の予定は朝の時間帯に関しても立てる

勉強の予定

朝の時間を有効活用することが勉強する上で効率的なのは有名な話です。

仕事から帰ってきてからの勉強について予定は立てても、朝に何をするかについては無計画ではありませんか?

朝の時間に何をしようと「朝に」考えていませんか?

その時間が無駄です。せっかく朝の勉強が効率的であることを知っているのに、何を勉強するか考えてしまうのは本当に時間の無駄です。

前日の夜までには翌朝勉強する内容を考えておく

朝起きてから二時間が「脳が一番勉強に適している時間帯」です。

この時間を有効活用するためには、なるべくすぐテキストに取り掛かる必要があります。すでにテキストが開いており、机の上に座るとすぐに勉強が開始できる状態にしてから寝ましょう。

食事中のスキマ時間で効率的に勉強する

スキマ時間の活用

あくまで通信講座などの学習用DVDを持っている人限定の話ですが、さきほど述べたように、食事中に学習することは大変効率的です。

食べ物を噛むとセロトニンという物質が分泌されます。セロトニンとは、

  • 緊張から解放される
  • 精神が安定する
  • 心が癒やされる

といった効果があります。このセロトニンが分泌されるためには、よく食べ物を噛むことです。

つまり、朝にテレビのニュースを見る代わりに、講義映像を見ることで、

  • まっさらな状態の脳
  • 咀嚼でセロトニンが分泌
  • 疲労が溜まっていない

という最高の状態で、効率的な勉強ができるのです。

食事中に学習することがとても大事だということが理解できるでしょう。

ながら勉強はきっぱりとやめる

ながら勉強をやめる

ながら勉強は音楽を聴きながら勉強ということも含まれます。

歌詞が入っているJ-POPはもちろん、歌詞がないBGMであっても、勉強効率は下がってしまうことが研究で明らかになっています。

ですから、試験に合格したければ、できるだけ勉強だけを行うほうが効率的といえます。

人間の脳は「2つのことを同時に処理することができない」という特性があります。

ですから、テレビを流しながら勉強したり、音楽を聴きながら勉強すると、2つの作業を並行して行っている状態になります。

つまり脳の仕組みから考えると、非常に非効率な勉強になってしまいます。

私は学生の頃は、よく勉強中に音楽を流していました。しかし、社会人となってからは、時間が限られており、一分でも多く効率的な勉強をすることが求められます。

ですから、脳科学的に正しくない勉強法は一切捨て、勉強時間は勉強のことだけに集中しました。

寝る前は計算問題を解かない

寝る前の学習

よく知られた話ですが、夜の寝る前の1時間は学習内容の記憶に適した時間帯です。

寝る前は、できるかぎり覚えることに時間を割くべきです。

計算問題と暗記問題という二種類の問題がある試験の場合は、寝る前に計算問題を解くより、条文暗記などに取り組むほうが効率的です。

寝る一時間前は覚える勉強を予定に組んでおくほうが効率的に知識を定着させることができます。

逆に言えば、寝る前に計算問題を解くのは、せっかく記憶に適した時間帯を計算に費やしてしまいます。

寝る前は基本的に暗記中心の勉強をするようにするとより効率的に勉強ができます。

まとめ

普段から時間に対する意識を高めておくことで、常に忙しい社会人であっても意外と勉強できるものです。

これらのアイデアをもとに、普段から効率的に勉強できるよう環境を整えましょう。

少しでも多く勉強する意識をすることが合格確率をあげる秘訣です。