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電験三種にChatGPTは使えるのか?
結論をいうと電験三種の勉強にChatGPTは使えません。
なぜならテキストや過去問をこなす以上に合格に近づくことはないからです。
そして、素直にテキストや過去問を繰り返して、知識を定着させること以上に勉強の効率を上げる方法はないからです。
ChatGPTを使うとハマるなぜか勉強した気になる罠
電験三種の勉強において、ChatGPTを使うと大きな罠にはまることになります。
それは、
「ChatGPTを使って遊んでいただけなのに、勉強した気になってしまう」
ということです。
確かにChatGPTはめちゃくちゃ有用なツールですし、私も実際に仕事で活用しています。
ただ、仕事で使っているということと、電験三種に合格するために使うのが良いかどうかは全く別の話です。
ChatGPTの現状の大きな欠点は、
「間違っている情報をさも合っているかのように返信してくる」
ということです。
電験三種に合格する程度の知識がある状態であれば、ChatGPTが間違ったことを言っていても気づけます。
でも、あなたはまだ、電験三種の合格を目指している状態。
ChatGPTが間違った答えを返しているのか、合っている答えを返しているのかの判断ができませんよね。
そういったものに時間を使うと、間違った知識をみにつけるきっかけになってしまいます。
最も恐ろしいのは問題を間違えることではなく、間違った知識を間違ったまま身につけることで、これを正しい知識に身につけ直すのはかなり時間がかかります。
電験三種の合格を考えるうえで、間違った知識を間違ったまま身につけるリスクを背負う必要はまったくないと考えます。
ChatGPTに限らず、あれこれ手を出しすぎたほうが負ける
電験三種のChatGPTについての活用について書いてきました。
電験三種の勉強は、余計なことに手を出しすぎると不合格に近づいてしまいます。
ただ、これはChatGPTに限らず他の勉強についてもいえます。
耳にタコができるほどよく聞く不合格体験として、
- 電験三種の勉強を続けていると行き詰まる
- 勉強の行き詰まりを大量の参考書の購入で解決しようとする
- 結果としてどのテキストも中途半端になる
- テキストが中途半端の状態で過去問に突入し全く解けないor解けたつもりになる
- 勉強時間の割には本番で全く解くことができず不合格になる
これがよくありがちな電験三種の不合格パターンです。
まあ箇条書きで書くと、かなり当たり前の話ではあるんですが、
実際に勉強していると精神的に不安になることが多くあり、このパターンにはまってしまう受験者はかなりいます。
電験三種で無理にChatGPTを活用しようとしてしまうのも、
他の参考書にむやみに手を出す心理とあまり変わりません。
その心理は、王道の勉強以外に何か打開策はないかと求めてしまう、ある意味で楽をしたいという発想です。
なぜ合格に結びつく勉強以外に手が伸びてしまうのか
なぜ合格に結びつく勉強以外に手が伸びてしまうのか。
その最も大きい理由の一つは、
「電験三種の勉強をしたくない」
という逃げの姿勢がどこかにあるからです。
あなたは電験三種に合格がしたくて、そのために勉強が必要だということも理解しています。
なのに、今流行りのChatGPTなどに飛びついて、勉強した気になってしまうのは、基礎テキストや過去問に向き合って、面倒くさいけど確実に力の身につく地道な勉強をしたくないという気持ちがあるからです。
「勉強する気になっていたのに、気づいたら机の掃除をして、気づいたら夕方になっていた」
というありがちな行動に似ています。
本当に合格したかったら、家に帰ってきたらすぐ勉強しますよね。私も電験三種に合格したときは、勉強以外のことは全くしませんでした。
逆に、不合格を繰り返していたときは
「家の掃除がしたくなってきた」
とか
「いろんなテキストで知識を吸収したほうが良い」
とか
合格の本質からそれることばかりやってきた気がします。
もしあなたが、電験三種に本気で合格したいなら、ChatGPTなどの流行りに飲まれることなく、素直に基礎テキストと過去問をやってください。
それが最も早く合格する近道だと断言できます。
電験三種とChatGPT、悪くはないが今じゃない
電験三種の合格を考える上で、ChatGPTを今使う必要はありません。
確かに将来的にChatGPTを使いこなせることはメリットになり得ます。
ただし物事には順番があり、「電験三種の勉強」でChatGPTを活用するという優先順位はかなり低いです。
まあ、息抜き程度にはなるでしょうが、それ以上でもそれ以下でもありません。
どうしても電験三種の勉強をしていてストレスが限界突破してしまい、新しい技術に触れるついでに、ストレス発散程度に使ってみる。
電験三種の合格を真剣に考えているなら、許される寄り道はその程度です。
電験三種の勉強のメインにChatGPTを持ってきたとしても合格からは遠ざかります。
結局王道手法が合格に一番近づく
結局あなたがやるべきなのは当ブログで紹介してきたように、
通信講座で電験三種の基礎を身に着けて、質問サポートで分からないことを早く解決し、過去問の繰り返しで点数を底上げする。
電験三種の合格に必要なのはこれだけです。
逆にいえば、何か目新しい技術を使わないと合格しないなんてことはありません。
正しいことを脇にそれず地道に行うことで知識を身に着けていく。
これが電験三種に合格するための最も近道です。
まとめ
電験三種の勉強とChatGPTについては、
- 電験三種の合格を考えるとChatGPTの活用は最優先ではない
- ChatGPTを電験三種の勉強で活用するにはまだリスクが大きい
- 結局今まで通り地道に勉強を頑張ることが合格への近道
という結論となります。