SATの「第三種電気主任技術者パーフェクト講座」の講師である毛馬内洋典先生と、受講者で合格者の元島竜二さん(以下元島さんと表記)との対談動画第二弾について、文字起こし解説をしました。

電験3種を受験する人にとって必要な情報が、こちらの動画にも凝縮されているので、時間短縮のため、文字起こし解説してみました。

今回文字起こしした動画はこちらです。

自己紹介など(再生時間 0:00~)

毛馬内先生:もともとあの専門とかは?

元島さん:えっと普通にまあ学校はもう普通科だったんであれなんですけれども、仕事で電気工事をずっとやってたもんで。下地の学習という面では電気工事は一種・二種と、あと施工管理技士も持ってたんで。

電験3種にいくと難易度がバンと上がることがあって。過去問を見て、本当に最初取ろうと思ったのは10年ぐらい前の話で。で、参考書と過去問をセットで買ったんですよ。

毛馬内先生:はい。

元島さん:1問目みて、こりゃ無理だってすぐ諦めたんですね。10年くらい前に。

毛馬内先生:ほう。

元島さん:ようは、例えば理論の公式で言うとクーロンの法則から始まるじゃないですか。参考書の「4πεr2乗分の」っていうのが何なのか分からなくて。

毛馬内先生:あー、なるほどね。

元島さん:分からないと丸暗記するしかないじゃないですか。で、丸暗記して次にいくと同じように次の公式が出てくる。これはきりがないと。これは無理だなと思ったのがあったんですね。

毛馬内先生:へぇ。

パーフェクト講座と市販の参考書について(再生時間 1:15~)

元島さん:それからSATさんのインターネットなんかで評判とかみて。

「あ、いいのあるな」と思って調べて、毛馬内先生の参考動画とかやってるじゃないですか。あれをちょっと見させていただいて。
その公式っていうのが、公式ありきじゃなくて。こういう理論に基づいてこの公式ができましたよって、経過の部分は参考書にはないんですね。

毛馬内先生:そうですね。

元島さん:それが分かることによって、丸暗記じゃなくて、

「あ、こういう理論立った説明でこれが最後でてきたよ」って経過の部分がわかったんで、
「あ、これはもしかしたら行けるかもしれない」って。

毛馬内先生:まあ私の講座で勉強を始めていただいて、例えばどういうところが良かったとか、なんかそういう特長。まあ私がね、自分でしゃべってながら聞くのも不思議なんですけれども。

特長とか、こういう話がちょっとわかりやすかったとか、さっきの話と重複してるんですけど、そういうのって何かありますか?

元島さん:おそらく、参考書をつくっている方は頭がいい人で「皆これくらいわかってるでしょ」という前提でつくられているところがすごく多いんですね。それと比べて、普通の人が疑問に思う点まで落とし込んで解説していただいているところは、受講生目線でしたね。

電荷がプラスとマイナスが合って引っ張り合うとか、反発しあうとかっていうのも、
なんでそうなるのかというところの話で、分かりやすく言ってくれてるのが、受講生目線というんですかね。

毛馬内先生:ほお。

元島さん:なので思ったのは、学校の授業あるじゃないですか。
例えば中学校、高校の先生の授業って本をひたすら読んでいくタイプのやつ。

毛馬内先生:はい。

元島さん:僕塾に行ってた時期があって、塾の先生の話って楽しいんですね。聴いてて入ってきやすいというか。雑談を交えつつ、その本質に切り込んでいくような感じっていうのが、教え方のスタンスの違いなのかなともちょっと思ってたんですけどね。

毛馬内先生:なるほどね。

元島さん:そこがあったんじゃないかと思いますね、はい。

合格までの勉強について(再生時間 3:36~)

毛馬内先生:あの、じゃあ本格的に電験3種、まあ私の講座で勉強していこうと思って、始めてから実際の試験を受けて合格できるまでは、その間の勉強というのは、どんな感じで勉強されたんですか?

元島さん:そうですね、やっぱ普段昼間は仕事してるんで、学生みたいに昼間ガッツリ勉強するとかはどうしてもできないんで。

やっていたのは、朝30分1時間早く起きて勉強する。で、寝る前は30分、1時間勉強する。あとは移動中に車でDVDを見ながら、移動の休憩中とかにちょっと見ながらという感じで。流しっぱなしにしている感じだったんで。だから、僕からすると初対面じゃない笑

毛馬内先生:笑

元島さん:もう何回見たことかって感じなんで笑

これたぶん、内容が平坦だとそんな見れないですよ。繰り返して。それも繰り返し見れる内容だから見れたということもあると思うんで。

毛馬内先生:なるほどねえ。

元島さん:はい。それが大きいですね、やっぱり。

毛馬内先生:そう言っていただけると、すごいなんか救われた気がします本当に笑

過去問の勉強について(再生時間 4:54~)

毛馬内先生:じゃあ、DVDで私が話をした内容プラス、たぶん過去問なんかも結構勉強されたと思うんですけど。

その過去問の勉強の仕方とか、過去問の勉強の量とか期間とかそういうのありましたら。

元島さん:そうですね。過去問に関しては10年間分ぐらいをまずバーっと解いてみて、何年度の理論何点と言う感じでワードかなんか、エクセルにやっていって。

で、まあ、点数がどうしてもちょっと上がってくじゃないですか。上がっていくのを見て、「よし!」って感じでモチベーションを保ってやってた感じですかね、はい。

毛馬内先生:あー、なるほど!

元島さん:何周したかな?10年分で5周ぐらいしたかなと思いますね。

毛馬内先生:すごいですねえ。

電験3種を受ける方へのアドバイス(再生時間 5:42~)

毛馬内先生:そうですね、今この動画をご覧になっている方の中でも、いろんな方正直いろんな方いらっしゃると思います。今年電験3種受けて全滅だった方とか。あるいは何年も受けているけど、どうしても4科目揃わないとか。

あるいは電験受けたことがない。あるいは、オームの法則があやふやだけれども、ちょっともう、取らなきゃいけなくなったとか。

結構いろんな方いらっしゃると想うんですけど、これから先、電験3種を受ける方にアドバイスみたいなのありましたら。なにか、強力なアドバイスを頂きたいと思うんですけど、いかがですか?

元島さん:そうですね。資格を取るときに理論と電力だけ取って、次機械取って、次法規とかいろんな取り方あるともうんですけれども。

結局電験3種っていう1個の資格において、全部の教科またがっているじゃないですか。

毛馬内先生:そうなんですよね。

元島さん:辛くても全教科行ったほうが結果的にいいんじゃないかとは特に思いますけどね。

理論で解いていってつまづいた問題が、例えば機械とか電力に行ったときに戻ってくると「ああ、そういうことね。」ということはあります。

毛馬内先生:ありますねー。

元島さんだから、完全に理解しきれなくても、やっぱり全部の教科をなでたほうが、確率は上がるかなというのは僕の感覚ではありますね。

毛馬内先生:そうですね。それは私もそのとおりだと思います。

これもDVDの中でお話ししましたけれども、例えば…オペアンプの問題とかね、論理回路とかね。理論で出たり、機械で出たり、そういう明確にまたがった問題というのもあるんですけれども。

別にそれに限らずどんな問題でも、もちろん理論がベースで理論の上にいろんな科目の積み上げというのはあるんですけど、関連してるんですね。

例えばこの科目だけ、この科目だけってやっていくよりも、もうちょっと幅広く全体的に勉強してったほうが…

元島さん:そっちのほうが、僕はいいと思います。

毛馬内先生:ですよね。もちろんね、どうしても試験まで2ヶ月で。どうしても一科目だけでも受からなきゃいけない。とか、いろんな方いらっしゃると思うんで。

元島さん:一概にはいえないですね。

毛馬内先生:そうですね。一概にいえないと思いますけれども。まぁ、いろんな方いらっしゃると思いますけれども、是非参考にしていただければと思います。

SATのサポートについて(再生時間 8:30~)

毛馬内先生:他になにかありますか?

元島さん:そうですね。あと僕の場合は 僕の父が電験3種持ってて。

毛馬内先生:ああ、そうなんですか。

元島さん:はい。それで例えば、本当分からないときなんかに聴いたりしてたんですけど。
でも、SATさんはメールのサービスなんかもあったりするんで。どうしても例えば、参考書見ても、動画見ても、どうしてもここわからない。どういう意味だ?っていうのが出てくるんですね。

毛馬内先生:はい。

元島さん:過去問なんかでもこの問題ってどういうことっていうのが。メールサービスが非常に良いなと僕も思ってて。僕自身は結局使わなかったんですけれども。

ああいうのがあるとつまったとき、答えてもらえるっていう安心感があると思いますんで。

どうしても勉強って孤独になりがちなので、そのへんも含めて良いかなと思います。メールサービスを積極的に利用していただければ。はい。

毛馬内先生:そうですね。せっかくこういう講座をやっているからには、ぜひ皆さんには合格して欲しいと思ってますので、そのサポートができればと思っております。

じゃあ、そういうことで、今日は本当にありがとうございました。

元島さん:ありがとうございました。

要約と感想について

今回も、SATのパーフェクト講座を利用しようと考えている方はもちろん、電験3種を受験しようと考えているあなたにとっても、役立つ情報満載でしたね。

  • 4科目は繋がっているので、苦しくても4科目勉強したほうが良い
  • 過去問の点数をワード等に記入してモチベーションアップ
  • 勉強は孤独になりがちなので、メールサポートは積極的に活用すべし

以上が簡単なインタビューの要約になります。たまき自身も経験があるんですが、電験3種は長丁場の勉強になるので、モチベーションを保つのが本当に難しい。

元島さんがおっしゃっているように、勉強時間や過去問の点数を記録するというのは本当に大事です。

勉強をするにはまず予定を立てろといわれますが、実際には仕事などで変更が生じたりします。予定を立てるのは案外難しいんですね。

しかし、勉強の記録なら簡単にできますよね。勉強した記録を3行でもいいから日記にまとめておく。そうすることで、一日頑張って勉強したとか、今日はサボってしまったとか丸わかりですから。

勉強の予定を立てるのが苦手というあなたでも、記録することによってモチベーションを保つことができるはずです。実際私も、勉強の記録をつけるようになってから、モチベーションがあまり下がらなくなったと実感しています。

本当に試してみるべきですね。

動画で紹介されていたSATの「パーフェクト講座」はこちら