SATの「第三種電気主任技術者パーフェクト講座」の講師である毛馬内洋典先生と、同講座の受講者で合格者の錦戸祐哉さん(以下錦戸さんと表記)との対談動画が先日アップされました。

電験3種を受験する人にとってお宝情報満載だったので、当サイトをご覧になっている方の時間短縮のため、文字起こししつつ解説してみました。

今回文字起こししたのは、こちらの動画になります。

自己紹介等(再生時間 0:00~)

毛馬内先生:普段何されてる方なんですか?

錦戸さん:会社名言っちゃうと神戸製鋼という会社なんですけれども。栃木県の真岡市というところで、コンバインドサイクルの火力発電所作ってまして。ご存知ですか?

毛馬内先生:分かります。

錦戸さん:一応売りとしては内陸部で初めての大型の発電所作りましょうと。普通は海沿いじゃないですか。復水器で水を大量に使うので。まあそうなんですけど、今回内陸部に作りましょうということで、空気冷却式のものなんですけれども。

毛馬内先生:おお。

錦戸さん:すっごいでっかいファンがいっぱい付いてて、それで冷やしてってやるんですけど、一応そこのスタッフってことでやらしていただいてます。まあそこで、電験を取りなさいと会社から言われまして、それで取ったということになります。はい。

毛馬内先生:ちなみにもともと専門は?

錦戸さん:もともと専門は化学なんですよ。電気のことほんとに分からなくて。本当それこそ中学の数学から恥ずかしながらやり直したくらいのスタートでして。大変でした。

毛馬内先生:となると、じゃあ電気の勉強って例えば大学入ってから基礎科目みたいなのとかでも全然?

錦戸さん:ほぼほぼやってなかったですね。

毛馬内先生:高校物理が最後みたいな?

錦戸さん:もう恥ずかしい話、高校も物理取ってなくて生物専攻だったんですよ。

毛馬内先生:そうなんですか!

錦戸さん:大学入って当然物理やり直してっていうことはあったんですけど、ほぼほぼゼロからですね。マイナスぐらいからのスタートだったかもしれないです。

毛馬内先生:そうすると中学の時のオームの法則とか、乾電池・豆電球とか笑

錦戸さん:本当にそのぐらいですよね。コイル・コンデンサ、なんやねんてところから始まって。

電気が進むとか遅れるとか全然もう…わからないくらいで、はい。

毛馬内先生:そうなんですね。

錦戸さん:そうなんですよ。

電験3種勉強失敗談(再生時間 2:00~)

毛馬内先生:ちなみに今回一発で4科目?

錦戸さん:そうですね。まあ去年も一旦受けたんですけど、そのときは全部ダメで。

毛馬内先生:あー…

錦戸さん:これは独学では間に合わないなって思って、今回は通信講座SATさんにお世話になりまして。

毛馬内先生:ほお。なるほど!で、えっと、去年は全然4科目駄目だったのが、今年4科目?

錦戸さん:はい、そうですね。

毛馬内先生:今年向けの勉強始めたのっていつ頃?

錦戸さん:今年向けで始めたのは、ちょうど去年の今頃だったですかね。

毛馬内先生:あー、だとすると、去年じゃあ結果が出て。で、会社の方からも
これでまあ、ちゃんと取れ!ってプッシュされて取るようなっていう笑

錦戸さん:そうですね。僕は去年9月に受けて、ちょっと1,2ヶ月休んで。でまあ、SATさんに申し込んでて、テキストが届いて、じゃあ本腰入れてやろうかって形で進めてました。

毛馬内先生:あぁ、なるほど。だとするとじゃあそこから結構時間的には例えば、今年の6月から始めたとか、5月からとかではなくてそれより若干…

錦戸さん:そうですね。

毛馬内先生:すごく時間取れたし、じゃあ去年も一回受験されてるんで、出題の、どんな問題が出るとか、出題の傾向とか、そういうのはちょっと分かってた?

錦戸さん:そうですね。でも、それでも去年は4科目全部やるとなると間に合わなくて去年の3月4月ぐらいから初めて、半年もなかったんですよね確か。

毛馬内先生:そうですよね。

錦戸さん:だからまあ全然知識もなかったんで、せめて理論だけは1科目ぐらいは、ってやってたんですけど。駄目だったんで。

毛馬内先生:うんうん。

錦戸さん:電力、法規、機械に関しては去年の11月からになります。

市販の参考書について(再生時間 4:00~)

毛馬内先生:なるほど。ちなみに去年は市販の参考書とかで勉強した?

錦戸さん:そうですね。そうです。

毛馬内先生:市販の参考書とか見て、ちなみに一番最初に勉強始めたときってどんな感じだと思いました?

錦戸さん:一番最初はもう「絶対受かんねえな」と思いました。

毛馬内先生:はは笑

錦戸さん:ほんとに分かんなくて。市販のテキストって、先生もおっしゃってましたけど、すごく詳しく書いてあって、なにからなにまでやればいいかってやっぱ全然わからなくて。それが一番苦労しましたね。

SATの教材について(再生時間 4:43~)

毛馬内先生:ふむ。まあ、ほんとね、今回こういう場にお越しいただいて、講座でしゃべっている私がこういう事質問するのもあれなんですけど。私の今回の講座で何が良かったですか?

錦戸さん:今の話とちょっとかぶるところもあるんですけれども、

やっぱり市販のテキストってもう1から10まで書いてあるように
私には見えてきてしまいまして。

でも、先生の講義だとやっぱりもうなんでしょうね。

例えばでいうとちょっとわかんないですけど。『市販のテキストってここからここまで書いてあるけど、実はここだけを押さえとけばいいんだ』ということをしてくれているんで。

私みたいなド素人にはそれがすごい助かりました。

毛馬内先生:なるほどね。

錦戸さんテキストも薄めでとっつきやすいじゃないですか。ほんとに最小限のところだけ。最低限のところだけというと語弊(ごへい)があるんですけど、ポイントを抑えてやっていただいてたんで、すごい勉強しやすかったです。

毛馬内先生:私、テキストをポイントのところを書いて、一番基礎の原理の、一番…基礎の基礎ですよね。大事なポイントをまずそこにおいて。そっから上の展開の話というのを、結構私、口でいろんな事喋ったと思うんですけど。そこで補って『例えばこう書いてあるけど、ここはこういう理屈で。あの身近なものだとこうだから実はこうなんだよ』とそんな話をしていたと思うんですけど。

錦戸さん:身近なものにたとえるっていうのはやっぱりいいですよね。分かりやすいですよね。

毛馬内先生:良かったですほんとに。

錦戸さん:いえ、こちらこそ。

毛馬内先生:そういう話をしていただくとほんとに私も、こういうのやってて良かったなって。ほんとにね、むしろ私のほうがありがたいという感じになります。

錦戸さん:いえいえ。年下の子に仕事教えるのとかでも、先生の講義を受けてから、何事も身近なことに例えてそういうふうにしようと思って最近頑張ってます。

試験勉強の苦労(再生時間 7:00~)

毛馬内先生:実際の試験対策の勉強するにあたって、苦労したこととか。実践的にどういう勉強をしていったとか、そういうノウハウみたいなのありましたら。

錦戸さん:そうですね、あんまり大層な事言えないですけど。苦労したことというと、覚えることが圧倒的に多くて。自分今34なんですけど、やっぱり記憶力も若い頃からなくなってるんで。それが苦労したのと、あと機械の分野ですね。

機械の分野がやっぱりとっつきにくい部分があって、それは苦労しました。まあ、それをどうやって克服したかというと、正直克服できたのかわかんないんとこもあるんですけど。まぐれで受かったとこもあるんで。

毛馬内先生:ふむ。

錦戸さん:やはり、何度も、何回もDVDを見させていただいて、やらしてもらったのと、あとはそうですね。3月、4月ぐらいからずっと過去問を何度も解いて、最初ほんとに全然できなかったんですけど、やっぱり徐々に徐々には、なんとなく分かるようになってきて、なんとなくできるようになってきたかなという感じですね。

毛馬内先生:あの、ちなみに過去問を解いた量とか解き方とか、そういうのって、
「自分はこういうふうにやった」っとかってあります?

錦戸さん:たぶん人並みで、あんまり面白いこと言えないですけど。とりあえず5年分ぐらいやって。

で、一回解けた問題は丸していって、もうその問題は多分似たような問題が出てきてもきっと本番は解けるだろうからということで、それはOKよと。で、解けなかったやつはバツバツ。で、一応たまたま答えはあってたけど、なんか考え方はちょっとおかしかったかなというやつは三角とかつけて。

毛馬内先生:それいいですね!

錦戸さん合ってたからそれでマルとかすると駄目なんで。三角とかってやっていって。まあ二回目やるときはバッテン・三角ついたものをまたやって。それが全部マルになるまで繰り返し繰り返しやったって形で。

周囲の受験生の失敗(再生時間 9:20~)

毛馬内先生:今すごい良い話をいただきましたね。というもの、あの、私もね、こういう仕事してますんで。身の回りで電験3種今年受けたって方の中で、正直例えば過去問これだけ何年分やったけれども、特に今年の理論なんかちょっと違う解き方のものが出て、ちょっとそういう感じの問題だったじゃないですか。

錦戸さん:びっくりしましたね。

毛馬内先生:今年ね、せっかく過去問何問やったのに、今年の理論はぜんぜん刃が立たなかったていうことが耳に入ってきたこともあるんですけど。今本当に自分で同じ系統の問題が出たら、これはもう解けるぞって納得できてるのはマル?

錦戸さん:そうですね。

毛馬内先生:なんかわかんないけど、適当にやったらなんとなく合ったていうのを三角にしてっていうのは、これすごくいいですね。

錦戸さん:あ、本当ですか?ありがとうございます。

毛馬内先生:多分私の周りで、ちょっと今年全然刃が立たなかったていう方は、多分、マルと三角、バツじゃなくて、とりあえず過去問やって解けちゃったらそれマルにしちゃってる人だと思うですよね。

ちゃんと分かってないけれども、なんとなく消去法で「この問題だったらこれかな?」みたいな感じで。「あ、答え合ってたからマルだ」っていう。そういうことをやっちゃうと、多分ちょっと角度変えて聞かれたときに…

錦戸さん:そうですね、たぶん応用が効かなくなっちゃうんですよね。

毛馬内先生:ですよね。そういう感じだと思います。今すごくいい話を伺いました。

錦戸さん:ぜんぜんです、はい。

受験生へ向けたアドバイス(再生時間 11:08~)

毛馬内先生:今伺った話とかも、今受験される方に向けてのすごく良いアドバイスになると思うんですけど。

改めまして、今回この動画をご覧になってる方の中で、電験三種ね。これから受験していこうって方も一杯いらっしゃると思うのですけれども。そういう方に向けてのメッセージを何かいただければと思うんですけれども。

錦戸さん:そうですね。本当に私みたいな 1 からのド素人でもなんとか頑張れば受かるので、頑張っていただきたいです。あとは、もし毛馬内先生の、SAT さんの通信講座をとろうかとらないかを迷っている方がいらっしゃるのであれば、騙されたと思って受講されてみてはいかがでしょうか。

毛馬内先生:今回はお越しいただいて、ありがとうございました。

https:錦戸さん:はい、ありがとうございました。

動画の要約と所感

  • 合格した錦戸さんは最初、電気に関して素人の初学者だった
  • 市販のテキストは詳しすぎるので、何をやればいいか分からなかった
  • SATのテキストは薄めで最小限なので分かりやすい

こんな感じです。私と同じように、市販のテキストを手にとって見て、通信講座の良さに気づき受講したというパターンの方ですね。

SATのテキストは通信講座業界の中でも最薄クラスなので、勉強への抵抗も起きません。市販の電験3種のテキストは分厚いので、それを見るだけでやる気がなくなりますからね。

  • 合ってたからといって単純にマルをつけると不合格のリスクが有る
  • 一からでも頑張れば合格できる

また、勉強方法についても以上のようなアドバイスが有りました。完全に理解していない状態で安易にマルとか、理解したとしてしまうと、本番で応用力が身についていない状態で試験を受ることになる。

そうすると、意地悪な問題がでると、全く対応できないということになりがちです。電験3種では意地悪な問題や、ひねった問題しかでないので、応用が効かないというのは致命的です。

そういった注意点も触れている良い動画になっていましたね。

Youtubeで紹介されていたSATの講座について詳しすぎるレビューはこちら