こんにちは、たまきです。SATの「第三種電気主任技術者パーフェクト講座」の毛馬内洋典先生と、同講座を利用して合格したの吉川晃弘さん(以下吉川さんと表記)とのインタビュー動画がありますので、時間短縮の意味も込めて、文字起こし解説していきたいと思います。

電験3種を受験するのであれば、合格者の声はかなり参考になるので、電験3種受験予定者は必見です。

今回文字起こししたのは、こちらの動画になります。

導入と自己紹介(再生時間 0:00~)

毛馬内先生:はい、こんにちは。

吉川さん:こんにちは。

毛馬内先生:それではですね電験3種今回ですね、合格された方をお呼びしておりますので、話を伺っていきたいと思います。自己紹介いただけますでしょうか?

吉川さん:吉川といいます。今回はじめて電験3種の試験を受けまして、なんとか4科目全部合格することができました。ありがとうございました。

毛馬内先生:はい、こちらこそありがとうございます。

それではですね。まずは一番最初に、電験3種初チャレンジでね全科目合格されたということなんですけれども。勉強するにあたって、どういったお悩みがあったか。どういったところが苦労したかということをですね。ちょっと伺っていきたいと思います。

まずはですね。勉強していくにあたって、どういったことが悩みというか。
どうしてもちょっと、こういうところがあったというのを聞かせていただければと思います、はい。

吉川さん:私は元々電気の分野の仕事とか、勉強をしてたわけではありませんで。元々は専門が土木の方になります。普段の仕事も土木の仕事の公務員をしてまして。

毛馬内先生:あー。

吉川さん:ちょっとあんまり関係のない分野というか、初めて学習する分野でしたので。そういう分野をはたして独学で勉強して合格することができるんだろうかという不安がありました。ですので、なんかそういう初学者のためでも分かりやすい講座とか、講義とか。そういうものがないかなーというのは話していました。

毛馬内先生:ふむ、なるほど。

学生時代などに、ちょっと電気の勉強とかっていうのは、どの程度までなさっていたんですか?

吉川さん:はい、学生時代は高校は、もちろん理系だったので、高校の物理を取っていましたので。その中で出てくる範囲の電気とか交流の範囲、そこまでは一応勉強したことがあるといったレベル。

毛馬内先生:なるほど、じゃあ大学の科目で電気回路学とかそういうものっていうのはぜんぜん一切?

吉川さん:はい。大学では全く勉強はやっていません。

毛馬内先生:だとすると、かなり勉強大変だったと思いますね。

吉川さん:ええ。

SATの「パーフェクト講座」の感想(再生時間 2:30~)

毛馬内先生:じゃあ率直なところですね。まあ今回講座を受講していただいた感想なんかをですね、ちょっとお聞かせいただければと思うんですけれども。

吉川さん:えっと、テキストが薄いっていうのが非常に良かったですね。

毛馬内先生:あぁ、そうですか!

吉川さん:市販の参考書とか、他社さんの教材なんか見比べて、薄いっていうのがやっぱり挫折せずに最後まで受講できたかなって思います。

毛馬内先生:ああ。

吉川さん:もちろんあの、よく言えばエッセンスが詰まっているんですけれども、別の言い方すると、全体が網羅されているわけではありませんで。別にこれは良いふうに捉えれば、細かい論点はあとは過去問読みながら押さえていくっていうのも、効率的だったのかな。インプットを早く終わらせることができて。

毛馬内先生:なるほどね。

吉川さんアウトプットの過去問演習に充分時間をとることができたのが、良かったのかなと。

毛馬内先生:なるほど。

吉川さん:分厚めの参考書も、他の市販のも買ったんですけど、いきなりそういう分厚い参考書って読むのはエネルギーがいるじゃないですか。

毛馬内先生:はい、そうですね。

吉川さん:ですので、まずSATで勉強して、SATでもテキストでしっかり、解説とか講義でも出てくるところを市販の分厚い参考書を読んだときに、市販の参考書読むにしてもメリハリがあるというか。

毛馬内先生:ああ、なるほどね。

吉川さん:ここはSATでも教えてるから、すごく重要なところが分かる。

逆にSATで出てないところはちょっと軽めに流そうかなとか。そういう判断基準って言いますかね。メリハリの付いた学習ができたっていう点でも良かったのかなと。

毛馬内先生:あぁ、なるほど。

学習時間について(再生時間 4:20~)

毛馬内先生:ちなみに学習期間とか学習時間ていうのはどのぐらい取られたんですか?

吉川さん:はい、えっと。SATの教材を購入したのが昨年の11月ごろだったんですね。

毛馬内先生:はいはい。

吉川さん:で、えっと、購入した当初、1ヶ月弱ぐらいは頑張ってやったんですけど、12月に入って年末に入って仕事のほうが忙しくなって来てしまいまして。

で、年明け・年度末で、年度明けというこの12月から今年の4月まで、実はほとんど勉強できない期間がありまして。まあ、その5月のゴールデンウィークからちょっとこれはまずいと。

あの、おしりに火が付きまして、やり始めました。まあ普段はあの、平日仕事をしてますので、平日は深夜とか早朝に頑張って1日3時間、多くても4時間ぐらい頑張って勉強しました。

で、土日休みなのと、祝日も休みですので、その時はまあ頑張って8時間とか日によってはちょっと家族の協力も得ながら10時間ぐらい集中してやりました。

実質的に実のある学習ができたのは、5月からの4ヶ月間くらいでしたね。

毛馬内先生:それはすごいですね。ちなみにじゃあその間、本気で勉強を始められてからは、じゃあ、相当頑張って一生懸命勉強された?

吉川さん:そうですね、はい。もう、時間がないっていう自覚はありましたので、はい。

5月のゴールデンウィークから始めて、合格できるような資格じゃないという思いもありましたし。

毛馬内先生:うん。

吉川さん:だけども、まだ今年なんとかっていう思いがあったので、もう必死にやりましたね。

毛馬内先生:ふむ。なるほど。

電験3種合格までの勉強法(再生時間 6:20~)

毛馬内先生:じゃあ、最初から、4科目合格を目指してもう全部やった?それとも、例えばちょっとね、
今年はまあ理論に集中してとか、そういった形はどういった形でやったとか、ありますでしょうか?

吉川さん:もちろん講座を購入した11月の時点では、4科目一発合格を狙っていました。で、再度勉強始めたゴールデンウィークのときも、当初そのような思いでいたんですけれども。

毛馬内先生:はい。

吉川さん:まあ、学習を勧めるうちに、なかなかこれは手強いぞという分野も出てきまして、気持ちも折れそうになったことが正直やはりありました。

やっぱりこれはちょっと今年は法規と電力だけに絞ったほうがいいのかなとか。

そういう思いもでてきたんですけれども、やっぱりここで諦めてしまうと、次もう1年勉強することが決定なってしまいますので。

毛馬内先生:そうですね。

吉川さん:どうせ1年やるんだったら、最初から4科目狙って、それで駄目だったらもう一年でもいいかな、って。

うまく行けば4科目全部受かれば今年で勉強終えれますので、そういう思いで最後まで諦めそうになる心と戦って、一応4科目狙いました。

毛馬内先生:ああ、なるほど。

4科目を並行した勉強のメリットについて(再生時間 7:40~)

だとすると、じゃあ、4科目どっかの科目だけに絞って勉強するっていうのとやっぱり4科目まとめてやっぱり並行して勉強していくっていうことで、どちらがいいかっていうのもね、変な話なんですけれども。やっぱり4科目やってみて、それでよかったっていうような点ていうのは?

吉川さん:あーそうですね。学習していく中でもちろん個人差はあるとは思うんですけど。私の場合、例えば理論のある分野が分からなくてつまづいて、まあどうしても理解できないと。

でもそれが電力とか機械で同じような分野が別の角度からアプローチされて、解説されてたり、問題を解く中で理論の分からなかった分野が分かったという経験もあったので、まあ私自身の経験では4科目同時に進めてよかったのかなという感想はありますね。

毛馬内先生:ああ、そうですね。まあ私もですね。あの、他のいろんな方からも話を伺いますし、私自身も試験問題見てても思うんですけど。ちょっと講座の中でもお話してる部分もあるんですが。

理論なら理論だけで出るとか、機械なら機械だけで出るとか。そういう問題っていうのもあるはあるんですけれども、結構分野をまたいで出る問題っていうのもあるんですよ。

なので、私からもですね。ちょっと時間がないのでね。この科目だけに絞ってとか。そういう話もまあ聞くんですけれども、確かにおっしゃっていただいてるようにですね。個人差っていうのは勉強の仕方っていうのはあるんですけれども。

確かにまとめて総合的に勉強することで得られる関連性っていうのがありますので。確かにそれはね、時間と余裕と、まあ向き不向きあるかもしれませんけれども。もしできることであればですね、総合的に勉強していくっていうのが関連性があっていいかな。ということを確かに私もそう思っているんですけれども、実際にそうだったということですよね?

吉川さん:はい。

毛馬内先生:ありがとうございます。

電験3種をこれから勉強する方へメッセージ(再生時間 9:55~)

毛馬内先生:そしたらですね。まあちょっと時間もだいぶね、長くなってきましたので、これからですね、電験3種。試験突破のために勉強していこうっていう方に向けて、何かメッセージがありましたらですね。お伝えいただきたいと思います。

吉川さん:はい。私が SAT を選んだ理由はやっぱり、インプットが早く終わるということでした。テキストが薄いので、長々とインプットに時間をかけなくていいということで、早くアウトプットの過去問演習に入れるというところが良かったですね。 やっぱりあの、私の中でも過去問演習っていうアウトプットは非常に大切だと思ってまして。

毛馬内先生:うん。

吉川さん:毛馬内先生も講義の中でも何度も言われてますけど、やっぱり過去問を解いていく中で養われていく実力とかあると思いますので。

私の場合、過去問を2回・3回、4回もと。とにかく数多く解いて、実力をつけていこうっていうスタイルでしたので、そういう風に考えていらっしゃる方はSATの教材は非常にインプットは短期間でできまして、アウトプットの時間たくさん取れますので。

そういう学習スタイルにいいなとか、そういうやり方共感できる方にはおすすめできると思います。

毛馬内先生:はい、ありがとうございます。

そういうことでですね、今日は本当にいろいろとね。ためになるお話をいただきまして本当にありがとうございました。

吉川さん:ありがとうございました。

インタビュー動画の所感と要約

  • 勉強を進めていく中で心が折れそうになることもあった
  • 勉強を本格的にできたのは4ヶ月間だった
  • 教材のテキストは薄いので過去問演習に集中できた

以上が私が特にインタビューで印象に残ったところです。やはり、他の動画の合格者と同じく、モチベーションの維持は課題になりますね。これは、私も含めてすべての受験者がぶつかる壁ですので、あなたもモチベーションをどうやって維持するか?ということが合格の鍵になってきます。

今回の受験生も、通信講座を利用することよって、4科目合格という目標を変更せずに合格を掴み取ることができたということですね。

勉強の予定が狂うと、このまま4科目勉強していていいんだろうか?という不安は常につきまといます。ただ、電験3種は一年に一回しかない資格なので、一発合格できるに越したことはないわけですね。

私の場合は機械と法規の科目合格になり、次年度は理論と電力が残ってしまいました。このパターンは珍しいですが、理論は全科目に共通する科目なので、仮に一年目で理論を合格していたとしても、もう一度理論科目は勉強することになるのですね。

そういった意味で、科目合格で二年目にまたがってしまうのは、効率も悪いですし、どうしても勉強時間も長くなってしまいます。

逆に4科目一度で勉強するメリットとしては、

  • 科目ごとの知識が繋がり理解しやすい
  • 勉強時間が少なくて済む
  • 難易度の傾向に対応しやすい

よって、4科目勉強することによって、一発合格はもちろん科目合格の可能性も格段に上昇するのです。

さらに、毎年電験は科目ごとに難易度が違います。私の受けた年では、比較的機械の合格率も高く、問題も素直な優しい問題が出たという印象です。このように、科目ごとにある年は簡単で、ある年は難しいなどの科目ごとの難易度の変化というものがあります。

ですので、4科目合格することによって、比較的簡単な科目を見逃さず、合格することができます。これがある科目に絞った受験だと、簡単な年度だったのに、見逃してしまったとか、充分ありえます。実際、私の受講した年度は、受験生の間でも「機械を勉強しておけば…」という声が大きかったのです。

そういったメリットがありますので、私としても、初めて電験3種を受験されるのであれば4科目を勉強することを強くおすすめします。

4科目すべて勉強するのは大変なので、最薄テキストのSATの講座を受講する