こんにちは、電験三種合格者のたまきです。
難易度の高さから
「電験三種に受かる気がしない」
「電験三種に合格するイメージが全くわかない」
という話をよく聞きます。
そんな悩みを吹き飛ばすための対策と事実を記載していきます。
「受かる気がしないと思っているけど合格すると確信したい」
「難しい資格と理解しているけどどうしても合格する必要がある」
という人は読んでみてください
目次
電験三種に受かる気がしない理由
電験三種に受かる気がしないという理由は数多くあり、よほど勉強が得意という人でない限り、はじめて見た瞬間撃沈する人も多いでしょう。
以下では、電験三種に合格する気がしない理由の代表的なものを挙げていきます。
数学が難しすぎる
電験三種に合格するために必要な数学レベルは、高校卒業程度とよく言われます。
「ずっと勉強から離れていて高校数学なんてとても解けない」
「そもそも高校レベルどころか中学レベルの数学もボロボロ」
そんなこと人も少なくないです。
数学が他の資格と比べて、圧倒的に難しいのが、電験三種に受かる気がしない理由の一つです。
電気の知識がゼロ
電気の知識は義務教育で止まっている場合、基本的なことしか分からないという人も多いです。
「クーロンの法則やフレミングの法則くらいしか覚えてない」
「電気の知識は直流回路で止まってしまっている」
高校時代に全く電気に興味がなかった分、電気についての勉強内容については義務教育レベルでもほとんど飛んでしまっているという人も多いです。
電気の知識がほぼゼロの人が少なくないことも、電験三種に受かる気がしない理由の一つでしょう。
自分の限界を超える資格に出会ったことがない
合格率が30%や40%までの資格であれば、過去問を見ても、難しいけど、必死に努力すれば合格できそうだ。という想像がしやすいです。
実際に、私も危険物乙4などは所有していますが、過去問をはじめてみたときから、努力でなんとかなりそうだ。というイメージは湧いたんですね。
しかし、電験三種の場合
「過去問は何を書いているかわからないし、参考書すら1ページ目から理解不能」
「明らかに自分の限界を超えた高難易度の資格っぽい」
という印象が強いので、合格する気が全くしませんでした。
挑戦する前から、自分の能力の限界を超えていると思わせるのも、電験三種に受かる気がしない理由の一つです。
電験三種に受かるための具体的な対策5選【実体験】
電験三種に受かる気がしないけれども、合格しなければならない場合、泣き言を言っている場合ではありません。
そこで、どうやったら合格できるのか、具体的な対策について以下に実体験をまじえて書いていきます。
電験三種を正しく理解する
正しく理解するというのは、なにも受験科目や試験回数だけを理解するのではありません。
正しく怖がり、正しく立ち向かうということです。
例えば、
「電験三種は毎年合格率10%を切る資格だ」
ときけば、自分には受かるはずがない。と戦意喪失してしまうでしょう。
ただ、合格率10%とは一発合格を指しているのであって、
「科目合格率は特に難しかった科目を除いては、毎年20%近くある」
という事実を知っておけば、5人に一人は結果が出ているんだなとわかります。
さらに、受験資格がないので、学生による記念受験が発生しているということも事実です。
私が過去通学していた高校でも、とうてい電験三種に合格する気のない生徒がバスに乗って大量に受験したという事実があります。
つまりは、真剣に勉強した受験生の合格率は高くなるはずと想像できるわけです。
自分の想像やイメージだけではなく、実際はどうなのかを調べてみる。
電験三種の実態を正しく理解することが合格への第一歩です。
電験三種の勉強では根性論を封印する
電験三種を長期間勉強してきた私が断言しますが、根性はもって最初の1ヶ月です。
電験三種に合格するための勉強期間が長すぎて、根性・やる気でどうにかできる範囲を超えています。
そこで私が実践したことは、
「勉強中は自分にとって心地よい状態を作る」
「自分が勉強に集中できる時間帯を知り、その時間帯に難しい計算問題を配置する」
などの工夫です。
勉強部屋にはアロマなどで良い匂いがするようにしたり、勉強中「のみ」お菓子を食べることにするなど、とにかく勉強と快楽が結びつく状態にします。
その上で集中できる時間帯を毎日の勉強で記録するなど、
やる気や根性よりも、仕組みで乗り切れるように努力しました。
電験三種のために犠牲にするものを決める
電験三種は勉強時間が必要な資格です。毎日ゲームをして、友だちと遊んで合格できるような優しい資格ではありません。
自分の趣味の時間を削ったり、人付き合いの時間を減らしたりしなければ勉強時間の確保はできません。
電験三種に合格するにあたっては、
「電験三種の勉強時間の確保のために何を犠牲にするのか?」
をはっきりと決めておく必要があります。
人によってはゲームかも知れないし、仲間とのツーリングかもしれないし、読書かもしれない。
しかし、自分が大切にしている趣味を削ることでしか勉強時間というのは確保できません。
自分も趣味の読書や、ドライブなどの趣味を一切捨てて電験三種に挑んでいます。
今までの生活を変えて、電験三種に集中する覚悟があって初めて合格できます。
電験三種の合格を応援してくれる人だけを味方にする
難しい資格を取得しようとすると、世の中にはありがたく「ない」アドバイスをしてくる人が多くいます。
「合格率10%も切るような資格なのに合格できるはずがない」
「工業系の学校を卒業していないのだから、電気の資格なんて無理」
こういうありがたいアドバイスを平気でしてくる人はいます。
ただ、電験三種に合格したい、合格すると決めたのはあなたなので、他の人の意見に耳を貸す必要はないのです。
逆に、挑戦することに対して前向きに応援してくれる人は、資格取得だけではなく、人生において、強い味方になってくれます。そういう縁は大事にしていきましょう。
自分の目標を応援してくれる人と付き合うことは今後の人生においてもプラスに働くと実感しています。
電験三種に合格したいなら投資をケチらない
通信講座は合格のために必要なものですが、かといって、高い金額は出せないという人もいます。
しかし、例えば文房具だと、数千円から、良いものは購入できます。しかし、世の中には、年に数回しかない資格にも関わらず、筆記用具すら手を抜く人も大勢います。
合格するために必要な投資をするという覚悟がある人とない人では、やはり覚悟がある人のほうが合格する可能性は高いです。
- 気持ちよく勉強するためのコーヒー1本をケチらない
- 文房具は評判の良いものを購入する
- 数百円のATM手数料をケチらずに10分の勉強時間を確保する
コンビニでお金を下ろせば数分で済むものを、数百円の節約のために数kmも離れた銀行に出向くのは時間がもったいないです。数百円を節約ために数十分という貴重な勉強時間を削ってはいけません。
そもそも、電験三種に合格すれば、100万単位で年収が上がる可能性を秘めているのですから、年数百円数千円の投資にケチっている場合ではないのです。
自分の例でいうと、残業があった日でも基本的には自炊するためにスーパーに寄って、材料を買い、家で作る。この手間を1時間かけてやっていました。
ただし、資格試験となると、一日の一時間というのは貴重な時間です。自炊すれば確かにお金は浮きます。
ただし、いちばん大事な時間を失っては本末転倒です。
考えを改めて、時間が浮くための投資はケチらないようにしました。
「残業が長引いた場合、多少食費をかけてでも、勉強時間は削らないようにする」
この意識を徹底することで、不合格だった年度よりも数十時間単位で時間を確保することができました。
電験三種に受かる気がしないのは当たり前
私もそうだったのですが、電験三種の過去問を見て、受かる気がしないというのはあたりまえのことなのです。
というのも、上記に書いたとおり、電験三種は数学の知識が必須なので、基礎知識のない最初は、合格する気がしないという感覚になります。
私も例外ではなくて、過去問を開いた瞬間に、絶対合格できないとすら思いました。
しかし、一歩一歩確実に努力を重ねることで今があります。
合格する気がしないと思っても、それは電験三種を目指すなら当たり前の感覚なので、無理と諦めてしまう前に、
「どうやったら電験三種に合格することができるだろうか」
という前向きな思考に切り替えていきましょう。前向きな気持ちさえあれば、必ず合格できます。
受かるか受からないかを決めるのは自分
大事なことなので、もう一度いいますが、
電験三種に合格するか、しないか。受かるか、受からないかを決めるのは自分です。
そのための努力を重ねる覚悟はあるのか。電験三種に合格したいという思いがあるのかどうか。
それだけです。合格するために必要な情報はブログにたくさん載っているので、参考にしてもらって、あとは、あなたが必死に努力すれば必ず合格を手にできます。
現状の学歴や電気の知識の有無は関係ありません。
電験三種に合格したいと決めた以上は、他の人の意見は全く関係がありません。
例えば無理と誰かが言ったとして、その人は努力している人が妬ましいのかもしれません。
努力していない自分を肯定したいだけなのかもしれません。
誰かがあなたに電験三種に合格できないと言ったとしても気にする必要はありません。
誰がなんと言おうと、努力して、合格できるはずがないと思っている人を見返してやりましょう。
努力は必ず報われます。
まとめ
電験三種に受かる気がしないと思っている人も、努力があれば必ず結果はつかめるものです。
- 電験三種に合格するための仕組みづくりをする
- 電験三種についての正しい理解をする
- 他の人の意見ではなく自分の気持ちを大事にする
以上を意識して、努力することによって必ず合格することができます。
毎日地道に頑張っていきましょう。