こんにちは、電験三種合格者のたまきです。
今回はsatパーフェクト講座の過去問題集、講義映像をレビューします。
この記事を読んでいただくと、SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集と過去問題の講義映像が、電験三種合格対策として良い教材であるかどうかが分かります。
なお、もちろん実際に2021年度の過去問題集を利用した上でレビューしています。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
目次【本記事の内容】
- SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集とは?
- SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うデメリット
- SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集のデメリット解消法
- デメリット解消法1:とにかく、5年分を何度も繰り返す
- デメリット解消法2: 市販の過去問題集も使う
- デメリット解消法3: 質問サポートをフル活用する
- SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリット
- メリット1: 本編講座と同じ講師が解説も担当
- メリット2:過去問なのにコンパクトで持ち運びやすい
- メリット3:解説の数学が優しい
- メリット4:過去問にも適用される「質問サポート」
- メリット5:過去問講座は専用サイトから過去問の学習方法まで質問できる
- メリット6:eラーニングサイトで毎日、通勤中など手軽に過去問講習ができる
- 終わりに
SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集とは?
「SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題」とは、パーフェクト講座の一括セットに含まれている、5年分の過去問題集、および講義映像がセットになった過去問講座のことです。
冊数は全科目で4冊です。
目次は以下のようになっています。
電験三種パーフェクト講座の過去問講座に含まれている「過去問講義映像」を閲覧することで、分かりやすい解説を見ながら問題を解くことができます。
問1~問13まで、過去の試験5年分の問題が掲載された冊子となっています。
講義映像の収録時間は各科目平均約6時間です。
科目 | 収録時間 |
---|---|
理論 | 約7時間 |
電力 | 約6時間 |
機械 | 約6時間30分 |
法規 | 約5時間 |
これは本編テキストとは全く含まない過去問映像のみでの時間です。
理論と機械科目に関しては他の科目より動画時間が長くなっています。
やはり難易度が高いと言われている科目ほど充実して解説されていますね。
市販のテキストや他の講座では、そもそも講義自体を見られませんから、充実した講義を何度も見られるというのは非常に大きいメリットといえます。
特に、過去問を重要視している方は、SATの講座を利用することで、過去問が解けるだけではなく、深く理解した上で解ける実力が身につきます。
参考書だけを利用している、他の受講生より、かなり有利な立場になれます。
濃密な過去問演習をしたいと考える人は、電験三種パーフェクト講座は強い味方になりますね。
以下ではSATのパーフェクト講座の過去問のデメリット・メリットを一切隠さず、本音でレビューしていきます。
SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うデメリット
過去問題が5年分しか収録されていない
正直、SATのパーフェクト講座の価格からして、本編やサポートが充実している上に、過去問を5年分も収録しているのは、対費用効果として優れているとすら思います。
ただ、利用者の立場としては、製作者側の都合はあまり関係がないというのが本音です。
それよりも、実際5年分で受かるのかどうなのか?というのが気になるところではないでしょうか。
市販の過去問だと10年分、8年分をよく見かけると思います。
よってSATのパーフェクト講座が過去5年分しか過去問講座として含まれていないのは、少なく感じるというのも事実です。
果たして5年分で本当に足りるのかどうかという点も、記事本文で解説しています。
過去問分析の一覧表が付属していない
電気書院やオーム社の過去問題集では、過去にどの分野が出題されたか、分析した一覧表が掲載されています。
パーフェクト講座の過去問題集では、いきなり本編の過去問から始まっているので、一覧表がないのは違和感を感じると思います。
ただ、正直言って、市販の過去問に書かれている出題傾向表は情報量が多すぎるので、膨大な出題範囲を掲載した表から出題される部分を分析するのは非常に難しいです。
電験三種パーフェクト講座を利用した場合は、プロが時間とお金をかけて出題傾向をしっかり分析しているので不要であるとも言えます。
SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集のデメリット解消法
これまでSATの電験三種パーフェクト講座の過去問講座のデメリットに触れてきました。
ただ、どのテキストや参考書にもデメリットは当然あります。デメリットがあるからといって、SATの教材を使わないのはもったいないです。
そこで、デメリットを解消する方法を以下に解説していきます。
デメリット解消法1:とにかく、5年分を何度も繰り返す
SATのパーフェクト講座の過去問題集を使うデメリットは、5年分の過去問演習しかできないという点にあります。
実際に、当ブログでも、
「過去問題集は何年分やればいいのでしょうか?」
「過去問題集の演習量はどのくらいでいいのか?」
といった質問がたくさんよせられています。
理想を言うならば、過去問10年分を3周は解くべきです。
「まって、じゃあSATの過去問題集じゃ5年分しかないから全然足らないじゃないですか!」
といった声が聞こえてきそうです。
しかし、実は10年分を3周だけするより、5年分をそれ以上の回数こなすほうが実力は身につくのです。
このブログで何度も触れていますが、人間の記憶には忘却曲線が深く関わっていきます。
多い量を少ない回数繰り返すより、適切な範囲を何度も繰り返し学習するほうが効果的と言えるのです。
また、社会人だと、10年分を3回というのはなかなかハードルが高いとは言えます。
電験三種の試験の過去問対策については、「10年分を3回やりましょう」というのは、あくまでも理想です。
効率や勉強期間を考えたときは、5年分を何度も繰り返す方が適切な場合もあります。
SATのパーフェクト講座の過去問題集は「過去問10年分」も入っていません。
では、なぜ、それでもSATの過去問題集・講義映像がおすすめなのかというと、
過去問だけではなく、4科目別の基礎講義もカリキュラムとして組まれていて、合格力を身につけるのに十分な量だからです。
「5年分しか入っていないので分量不足」というよりは、
「カリキュラムに沿っていけば、5年分の分量でも実力は十分身につく」ということです。
私自身は、過去問を十年分3周しています。ですので、平均して80点くらいの点数で合格しています。
ただ、電験三種を勉強する最終目標は「合格すること」であって、「高得点を得ること」ではないのです。
そう考えると、過去問十年分解いた私の判断は、間違ってはいませんが、少しやりすぎともいえます。
また、一般的に市販の過去問題集は、カリキュラムとして合格力を身につけるまでの手順が考えられているわけではありません。
「少ない年度数だと他社と差別化できない。それならとりあえず、より多くの年度を収録しておこう」
という出版社のライバル戦略ではないかと考えています。
実際、科目単体の過去問だと14年分などの中途半端な年数を載せているのは、1年でも多く収録すると、購入してもらいやすいという狙いがあるのだと感じます。
だから、10年分演習しないと絶対合格できない、分量が少ないというわけではないということを強調しておきます。
デメリット解消法2: 市販の過去問題集も使う
とはいっても、事実として、市販では十年分が掲載された過去問も販売されています。
SATに収録された5年分だけだと不安に思う方ももちろんいると思います。
パーフェクト講座の過去問講座だけではなく、市販の10年分の過去問を使うことで、SATの過去問題に含まれる、5年分より、さらにさかのぼって、5年分の過去問題集を演習することができます。
私は、市販のテキストと通信講座を同時に使うことはおすすめしていません。
しかし、過去問題集だけは別です。
「過去問題集」は、一番本番に近い形の問題集です。
参考書と通信講座の同時利用と違い、知識がまざり、混乱してしまう心配がありません。また、カリキュラムに則ってテキストを進めていけば、少なくとも過去問解説が理解できる程度には実力が身についているはずです。
過去問5年分を解く実力があれば、基礎知識の解説のように、知識が混ざってしまうリスクもありません。
とにかくまずは、パーフェクト講座の5年分を繰り返して学習する。その後で余裕があれば、市販の10年分を繰り返すというのが最も効率的なやり方です。
また、余談ですが過去問演習をするときも、必ず時間を計りながら演習することで、実力はかなり身につきます。
デメリット解消法3: 質問サポートをフル活用する
ありがたいことに、SATのパーフェクト講座は質問サポートが付属しています。過去問を解きはじめた段階でも、かなり質問可能回数が残っている可能性が高いです。
一括セットの質問回数は30回もあります。質問制度を使って、解説されている5年分の過去問の中でちょっとでも引っかかる部分については徹底的に質問することをおすすめします。
カリキュラム通りに進めていけば、過去問冊子は最後に使うことになります。そこで、徹底的に疑問を潰してしまうのです。
独学でやって理解が曖昧な10年分の知識よりも、疑問点を潰した濃密な5年分の知識のほうが上回るのは、当然と言えます。
また、パーフェクト講座がリニューアルしてから、一括セットの方は無料質問回数が多すぎて使い切るほうが難しいと思うので、過去問演習では積極的に使っていくことをおすすめします。
お金を払っているのだから、最後の質問まで使い切るつもりで利用するのが賢いでしょう。
質問を考えるだけでも、知識は整理されるので定着します。質問サポートを使い倒すことで、5年分を濃密な学習にするというがデメリット解消法として有効です。
SATの電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリット
では、SATの電験三種パーフェクトの過去問題集を使うメリットをご紹介します。
デメリットと比較した長所はメリットより多いです。
メリット1: 本編講座と同じ講師が解説も担当
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリット、1つ目として挙げられるのは、講義が本編の講師と同じ池田先生が担当していることです。
他記事でも何度か記載していますが、本編から過去問にスムーズに移行するというのが実力を確実に引き上げるための重要ポイントです。
講師が同じである一番のメリットが「解説の流れが本編と同じで理解しやすい」という点です。
また、あとで触れますが、電験三種の通信講座は、たくさんの企業が出しています。しかし、セット内容に、過去問講義映像がそもそも付いていない講座が多いです。
それゆえ、過去問解説映像がしっかり付属していて、過去問講師が本編の講師と一緒というのは実際に利用して一番安心できるポイントです。
まず、せっかく本編を学習していても、過去問が別講師だったら、解説のポイントや流れもずれてきます。
また、パーフェクト講座には30日の返金保証が付いていますが、パーフェクト講座は過去問を毎年、新しく講義を収録しているので、試験が終わったばかりなど、過去問は改めて別配送になります。
そのときに、過去問の講師が別だと、せっかく返金保証期間内で体験しても
「本編の講義はわかりやすかったけど、過去問講義の講師の解説は分かりにくかったらどうしよう」
といった、不安が生じてしまうんですね。
ですが、SATのパーフェクト講座の場合は、4科目の講義本編も、過去問講義も池田先生が一貫して担当しています。
つまり、30日間試して、視聴して分かりやすさを確認できれば、その分かりやすさのまま過去問を解説してくれると確認できるんですね。
「本編テキストで解説してくれた実力派の池田先生がそのまま過去問も解説してくれる」
というのは、利用してみないと分からないかもしれませんが、過去問を解く上で非常に分かりやすさと安心感があるんです。
メリット2:過去問なのにコンパクトで持ち運びやすい
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリットの2つめは、本編同様に過去問冊子もコンパクトなので、出勤・通学時の学習も可能ということです。
メジャーな市販の過去問だと、電話帳サイズなので、どう考えても持ち運びには不向きです。
電話帳を持ち歩くことをイメージしてほしいのですが、通勤中の電車内で使うには、現実的ではありませんよね。
このくらいコンパクトであれば、通勤中の電車内でも人の目を気にすることなく気軽に開けます。
メリット3:解説の数学が優しい
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリットの4つめは、解説の数学レベルが優しいことです。
掲載した画像を見てください。
過去問題集は、本試験で出題された問題が解説されているわけですから、普通は高度な数学を使って解説されているのです。
通常であれば、数列や微分積分でぎっしりの過去問解説ですが、SATの過去問の場合は、分数やベクトルなど、あくまでも問題を解くために必要最低限の数学を使って解説しています。
別に難しい部分を抜き出しているというのではなく、全体の解説がこのレベルで優しく解説されています。
初学者の方はそれでも難しく感じるかもしれませんが、勉強すれば文系出身の人であったとしても理解できるレベルであるのがわかると思います。
初学者がまず、電験三種の勉強として壁に感じるのが、
「新しい数学の知識が使われていて大変」
「数学の復習から始めないといけない」
と不安になることです。しかし、パーフェクト講座の過去問題集はしっかり本編テキストを進めていれば理解できる程度の優しい解説になっているのです。
もちろん、解説講義をみながら学習すると、より理解がしやすいです。
電験は、大学レベルの数学を理解していないと解けない問題が出る場合もあります。
ただ、そのような高度な知識は理解するのが難しく、仮に理解したとしても、実際の試験で出題されるのは全体でも一問程度です。
それであれば、まずは、基本的な数学の知識で理解できるものを確実に得点できるようにしようというSATの方針が生かされたカリキュラムになっています。
出題頻度が低く、難易度が高い問題を解くのではなく、しっかり勉強すれば確実に正解できる問題に絞って、集中的に解説しているのです。
以上のように、電験三種パーフェクト講座の過去問題集および講義は、勉強を効率良く、効果的に進められるように、カリキュラムが組まれています。
メリット4:過去問にも「質問サポート」が適用される
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリットの5つめは、過去問の教材についても質問サポートを受け付けていることです。
受験する人にとって、以下のような悩みはつきものです。
- 「過去問から急に難易度が上がりすぎて、手を出せない」
- 「過去問の解説が薄くて全く理解できない」
- 「過去問を解くうちに、解説の丸暗記になってしまう」
このような悩みにも、電験三種パーフェクト講座のサポートは対応しています。SATの講座であれば、上記のような悩みを抱えることはなくなるでしょう。
なぜかというと、SATのパーフェクト講座では、カリキュラムが組まれていて、過去問の進め方(もちろん4科目の学習方法についても)が詳細に記載されています。
自己流でやると、どの程度実力がついたら過去問に進むのか。という点が分からないので、過去問が解ける実力がないうちにすすめてしまうこともあるでしょう。
その結果、まったく過去問が理解できず、自信をなくしてしまうことがあります。
しかし、電験三種パーフェクト講座の過去問題であれば、カリキュラムでまず、最初はこうしましょう。そして次はどうするのか。過去問はいつに取り組むのかといったことがしっかりと書かれています。
SATの講座であれば、カリキュラムがしっかりしてるので、カリキュラムの記載通りに学習を進めていけば、実力が身につくようになっています。
質問サポートでも、パーフェクト講座の過去問冊子や講義についての疑問も受け付けているので、「分からないことがあれば、質問サポートを利用すればOK」という安心感があります。
メリット5:過去問講座は専用サイトから過去問の学習方法まで質問できる
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリットの7つめは、過去問講座の専用サイトから過去問の学習方法まで質問できるというメリットです。
電験三種の過去問対策をしている方の悩みとして、
「問題を効率良く解くやり方が知りたい」
「初学者が間違えそうなポイントを知っておきたい」
「そもそもどの程度勉強したら過去問に進めば良いかが分からない」
というのがよくある悩みです。特に勉強法についての疑問は尽きないのが初学者が勉強する上でつまづくところです。
SATのパーフェクト講座を利用している方はそういった意見は耳にしません。
なぜなら、電験三種パーフェクト講座の受講者は「質問・お問い合わせ」より勉強の悩みについて質問できるからです。
過去問講座では、講師が問題を1問1問丁寧に問題を解説してくれます。
その中で、効率の良い解き方や、間違えやすい問題のポイントなどをしっかり教えてくれます。
過去問を解くなら、一人だけで解くより、専門的な知識を持っている人を味方につけたほうが良いです。
パーフェクト講座を受講すれば、分からないところはもちらん、勉強法についての質問も可能です。
分からないことを徹底的に潰せるので、合格する可能性をぐっと高めることができます。
メリット6:eラーニングサイトで毎日、通勤中など手軽に過去問講習ができる
電験三種パーフェクト講座の過去問題集を使うメリットの8つめは、e-ラーニング講座を受講すれば、専用のeラーニングサイトで外出先でも気軽に学習できることです。
過去問を演習するために、自宅だけで学習するというのは非効率です。
通勤中・通学中に過去問を徹底解説した、過去問講座を閲覧すれば、ちょっとした時間でも、数学力、問題演習の能力を引き上げることができます。
電験三種パーフェクト講座のe-ラーニング講座を購入すれば、スマホやタブレットで利用可能な、eラーニング(講義映像閲覧)専用サイトを利用することができます。
また音声ファイルもダウンロードできるので、自宅にWi-Fiがある方はあらかじめダウンロードしておけば、電車などでも通信量を気にせずに利用可能です。
専用サイトが用意されているので、電験三種パーフェクト講座の過去問はとても学習しやすくなっています。
専用サイトをお気に入り登録しておけば、通勤中でも、通学中でも、過去問題の講義を閲覧可能です。
あなたの貴重なスキマ時間を活用して、電験三種合格に近づいていきましょう。
終わりに
今回は電験三種パーフェクト講座の過去問題集・過去問講義のメリットとデメリット」を比較しました。
この記事のポイントを以下にまとめておきます。
【デメリット】
- 5年分の過去問しかない
(→10年分を独学で勉強するより、5年分を何度も解いて深く理解する。そのうえで万全にしたいなら10年分を購入すれば良い) - 出題分野を予想した一覧表が乗っていない
(→電験三種のプロが出題傾向をしっかり分析しているので必要ない)
【メリット】
- 本編講座と同じ講師が解説も担当
- 過去問なのにコンパクトで持ち運びやすい
- 解説の数学レベルが優しい
- 過去問にも「質問サポート」が適用される
- 過去問講座の専用サイトから過去問の学習方法まで質問できる
- eラーニングサイトで毎日、通勤中など手軽に過去問講習ができる
以上見たように、電験三種パーフェクト講座の過去問題集にはデメリットもありますが、それ以上のたくさんのメリットがあります。
「この教材があれば、電験三種合格に向けて質・効率ともに最高の状態で学習できる」
というのが、電験三種合格者たまきの率直な感想です。
電験3種合格に向けて学習頑張っていきましょう。
もっと詳しいレビューが読みたい方、受講したい方は以下のリンクから移動できます。