こんにちは、電験三種合格者のたまきです。

電験三種を勉強していく中で、特に悩んだ問題が応用力をどうやって身につけるかです。

電験三種の応用力

応用力がないから合格できない

過去10年分の過去問をほぼ完璧に近いレベルに仕上げたにもかかわらず4科目すべてが不合格。なぜ惨敗の結果に終わったのか理由を分析したところ、応用力の無さに原因があると分かりました。

そこで、応用力を鍛えることを重要課題として、勉強に取り組みました。

どうやったら応用力が身につくのか

答えは簡単です。問題を解いて解いてときまくることです。

ただし、ただ問題を解くだけでは応用力は身につきません。正しいやり方で問題演習を繰り返してこそ、応用力は身につくのです。

応用問題を解いたことがないという悩み

自分が電験三種を攻略する上でとても困ったのが、応用力が必要な問題をほとんど解いたことがないという悩みでした。

自分の行っていた学校は決して偏差値が高いとはいえず、電気系を専攻していたにもかかわらず、応用力が全く身についていませんでした。

私は当時、電験三種は基礎問題を解くだけだけでは合格できない難関資格だと感じていました。

その後も、合格するための応用力を身につける方法はないか模索しました。

応用力は問題を解き続けることで身につくもの

電験三種の勉強を続けることで、気づいたこと。それは、いかに難しく思える問題でも、基本と基本のつなぎ合わせであるという事実。

電験三種の知識は初学者にとっては点でしかありません。電磁力も、送電線も、地絡も、全てが独立した点の知識でしかありません。

ただ、暗記に頼るだけではなく、問題演習を中心とした勉強を続けると、ある時、点だった知識が線と線でつながる日が来ます。

線でつながった知識は応用ができます。

がわかっていないと、知識を線でつなぐことはできません。つまり知識と知識をつなぎ合わせることができるということは、基礎がわかっており、応用力が身についているということです。

「この問題はあの問題を解いたときの公式が使えそうだ」

「この問題は過去問のB問題を少し改変したものだな」

このように、解いたことのない問題でも、解いたことのある問題の知識を引き出し、加工して解くことができる。これが応用力です。

つまり、問題を確実にこなしていくことで応用力は身につくのです。

応用力と問題のつながり結論

B問題もA問題の延長線上にある

基本的な問題を絶対に落とさないことです。電験三種ではA問題とB問題に分かれています。

A問題は基礎的な問題が多く、この問題群は全問正解を心がけたいところです。

B問題は応用力を問われる問題が多く、電験三種の知識レベルでは解けない問題が出たり、全く過去に出たことのない問題が出ることも多いです。

ただ、B問題を全部捨てると合格できません。

B問題は同じ問題の中で(a)と(b)に分かれています。

B問題であってもB問題の(a)は比較的難易度が低く、A問題の8割以上を解ける実力があれば十分正答できる難易度となっていることが多いです。

つまり、基本的なA問題は解けるけれども、B問題は解けないという原因は問題演習不足であると言えます。

B問題を解けるだけの応用力を身につけるには、A問題について、なぜそうなるのか?を完璧に説明できるくらいに演習をこなさなければならないのです。

逆に言えばA問題レベルを解ける実力があれば、B問題の少なくとも(a)の問題を解けるだけの応用力は身についているということです。

応用力を育てるには基礎問題を繰り返し解くという正攻法しかないのです。

応用力はA問題を演習する結論

暗記一辺倒では合格できないし応用力も身につかない

暗記だけでは合格はできません。

暗記自体は合格に必要です。公式や条文を暗記しなければ電験三種でも得点できません。ただ、暗記「だけ」では絶対に合格できない資格が電験三種なのです。

私が一年目で不合格になった、間違った勉強法が過去問丸暗記型勉強です。

これは知識を点のままにしておく不合格型勉強といえます。

「なぜそうなるのか?」という部分を放置したまま、ただ単純に答えを暗記していくという勉強では合格できないのです。

応用力は問題演習という結論

問題をどうやって解いていくのか?

まず、普通に解いていくだけでは応用力は身につかないです。きちんと応用力を身につけるための勉強を意識的にやらないといけません。

応用力を身につけるのに、裏技や近道はありませんが、私が合格するまで勉強する中で意識していたことを述べていきます。

とにかく最初は基礎問題を攻略していく

参考書で言えば、基本問題・基礎問題にあたる「例題」を解いていく。
例題なら、暗記する勢いで繰り返してしまっても構いません。即答といえるレベルまで、何度も繰り返すべきです。

最終的には一問も間違えないことを目標として解いてきます。

なぜ間違えたのか検証する

間違えた問題に関しては、注意深く分析する必要があります。

特に単位の勘違い(センチとメートル、ミリとマイクロなど)のミスは不合格に直結するので厳しくチェックします。電験三種の問題は単位間違いで不正解を誘う問題が多いです。

間違った問題に関しても放置するのではなく、解答に線を引き、

  • どこまで分かるのか
  • どこから分からないのか

を印をつけるなどしてはっきりさせます。分からない部分に線を引くことで、わからない部分を明確にしていました。

なんとなく正解したものは不正解と同じ扱いにする

カンで当てた問題、消去法で当てた問題は不正解と同じ扱いにします。
以下の受験者が問題にマル・バツで記号を付けていくやり方も良いですね。

SATの受講者の対談インタビューがお宝情報満載だったので、文字起こし解説してみた。

ただ、自分の場合は、インタビューの受講者のように中間の△は使わなかったです。

△など使ってしまうと、どこまであっていて、どこから間違っているのかの判断が、復習をする際にあいまいになってしまうという問題が発生したためです。

ですから、最後の解答まで道筋を立てて正解できたものはマル。それ以外はバツとはっきり分けて問題を解いていました。

応用力を身につけるためには、答えまでの道筋があいまいなままで納得しないことが重要なのです。

逆算思考で解答への道筋を確認しつつ演習を行う

答えから問題へとたどるということも応用力を鍛える方法としては有効です。

電験三種逆算式勉強法

このように、答えから逆算する勉強を繰り返すことで応用力を鍛えることが可能です。

応用力はなぜを意識する

知識が線と線で繋がる感覚を早くつかむために4科目を学習する

過去の記事でも書いたように、試験日まで時間がないという場合を除いて、基本的に4科目全てを合格する前提で勉強することは、応用力を身につける上で非常に大事です。

独立しているのではなく、4科目は繋がっています。例えば機械科目の電気機器は、理論の電気回路の理解が十分でないと解けません。電力科目も、計算問題では理論の知識をフルに使うため、理論科目も理解していなければ解けません。理論の電子回路と機械のパワーエレクトロニクスの分野は知識がかぶっていることがあり、両方学習することで少し楽になります。

2科目合格などではなく、基本的に一発合格を目指した勉強が良いのは、応用力を身につけるためには4科目の繋がりを意識しながら勉強すると、各科目の理解が、より深まるからです。

深い理解は基礎の理解であり、基礎の理解は、応用力の土台になります。

応用力を育てるためには、4科目の勉強が必要不可欠なのです。

応用力を身につける4科目勉強の結論

基本的な問題を解けるようになった後はどうするか

基本的には当ブログでは、通信講座の利用を強く推奨しているので、通信講座のカリキュラムを、手順通りに進めていくのがベストです。

カリキュラムを手順通りこなせば、電験三種を合格できるだけの応用力は身につくので。

強いて言うならば、基礎的な問題を解けるようになったあとは、暗記に頼らない勉強に切り替えていくべきです。

具体的には、

  • 答えをすぐ見ないで考える(ただし考えても分からなければ見て良い)
  • 過去問は十年単位で繰り返す。すぐに復習しない
  • 簡単な問題ではなく、少しむずかしいと思える問題を優先的に解く

以上のことを意識しながら勉強する必要があります。

考えることで応用力を鍛える

まず、答えをすぐ見ないで解くのは、応用力を育てる上では鉄板の手法です。分からなくても、どうやって解けるのか考えることで、解答できる場合があります。すぐに答えを見てしまうと、思考力が鍛えられません。

ただ、悩んでいる時間が多すぎると時間の無駄というのも事実です。ですから自分の場合は、「5分考えて分からなければ答えを見る」ということを徹底していました。

暗記に頼らず応用力を鍛える

過去問を繰り返す間隔ですが、これは十年単位の方が良いと思います。試験に近づいてくると、一日一年分(4科目)のペースで進めていくでしょう。ただ、すぐに復習してしまうと、問題の暗記に近くなってしまい、暗記力は育ちません。

かといって、復習を怠るわけにはいきません。復習は暗記の基本です。

よって導き出したのが、マーカーを引いた解説の部分だけ毎日復習するということ。

これならば、解答をすべて見て復習するのと違い、解答の暗記にはなりませんし、毎日復習して記憶を定着させるという脳の仕組みにも合致しています。

頭に汗を書き応用力を鍛える

少し難しいと感じるレベルの問題を解かないと応用力は身につきません。当たり前ですが、余裕で解ける即答できるレベルの問題をいくら解いたところで応用力は伸びません。

少し難しい、解くのは簡単ではないと思える問題を解かないと、応用力は育ちません。

効率よく電験三種の応用力を身につける

結論:応用力を鍛えるのに近道はない。地道に問題演習をする

怪しい記憶術のあおり文句のように「一日5分で」とか、「問題を少し解くだけで」応用力が身につく裏技はありません。

結局は電験三種は基礎が試される試験です。基礎がしっかりしていないと応用ができないため、当ブログで何度も述べているように、過去問暗記型の学習では、いくら勉強しても合格できません。

正しいやり方と、地道な努力で応用力を身につけてください。

電験三種の応用力結論