こんにちは、電験三種合格者のたまきです。SAT講座の専属講師である毛馬内先生と、ナビゲーターのほむらさんとの対談動画がありました。非常に重要な見解を述べられているので、時間短縮のため文字起こし解説しました。

文字起こし動画は以下になります。

導入(再生時間 0:00~)

ほむらさん:では最後の質問です。講習会が試験前に実施される事が多いと聞きましたが、なぜ講習会に参加してはいけないのではないでしょうか?

毛馬内先生:参加してはいけないということはないと思います。

ただし、押さえておかなければいけないことは、講習会だけ参加して、それだけで合格できかというと、これはもちろん無理と。

限りなく無理に近いということは、はっきり言えると思います。

講習会はですね、だいたい朝から夕方まで6時時間から8時間ぐらいそれが短いと3日間。
長くとも5日間。そんな感じで実施されています。

ほむらさん:それは3日間や5日間連続で行われる事が多いんですか?

毛馬内先生:そうですね。実施されている企業様とか、実施している団体にもよるんですけれども、連続で3日間、5日間。あるいは、もっと長い時間取るということもあれば、毎週日曜日に3周かけてとかそういったところもあります。

いずれにしてもですね。講習会1日8時間とか。あるいは質疑応答なども含めると、それよりもさらに長い時間縛られて。その間ずっと集中して勉強しなきゃいけない、ということなんですね。

講師の質の問題(再生時間 1:27~)

毛馬内先生:ほむらさんは、例えばご自身が講習会に参加されて、朝から夕方まで、丸一日集中されて勉強できます?

ほむらさん:やはり先生よるのかなという気がしますけれども。

毛馬内先生:そうですね。

ほむらさん:8時間だけ聴くと、集中を保つことは難しい時間と感じますね。

そうですね。

毛馬内先生:人間は集中時間がですね数十分、長くても1時間とか。そのぐらいしか持たないと言われています。

ですので、学校では休み時間を入れて、授業を切っているわけですけれども。そうやったとしても1日8時間×3日間とか5日間。これはなかなか厳しいですよね。

さらに、講習会というのは、これは講師の先生ですね。当たり外れが意外とあります。

言い方悪いんですけれども。こういうのを私が申し上げるのも悪いんですけれども。

ご年配の先生が椅子に座って、一日ずっとテキストを読んでるだけというそういう講義も実際あるんですね。

ほむらさんは、もしそういった講義、実際受講されたとしたらどうでしょう?寝ちゃいませんかね?

ほむらさん:もしかしたら笑

毛馬内先生:そうですよね、寝ちゃいますよね。

ほむらさん:ですね。

講習会のデメリット(再生時間 2:57~)

毛馬内先生:まあ私自身ですね、職業訓練校とか。あるいは企業様などで実際に電験三種の受講会。こういったものを務めることは私自身あります。

で、その体験からすると、本当に基礎から合格レベルですね。
最低限の合格レベルに達するまで教えなきゃいけないとなると、どんなに少なくもと100時間は時間が必要だと感じています。

100時間は一日8時間として割っていくと2週間連続になるんですよ。

2週間連続。毎日8時間受けられますか?

ほむらさん:なかなか難しそうに感じます。

毛馬内先生:厳しいですよね。

しかも講習会というのは、その日その場所、そこにいかないと先生に教わることができない。

したがって、行かない訳にはいかないんですけれども。それだけの時間拘束されて、集中を保つ。これは現実的ではないかなと思います。

ほむらさん:また、参加したときには質問などは積極的に受けれるような環境にはなっているんでしょうかね?

毛馬内先生:そうですね。質問時間を取っているという講座は多いんですけれども、やはり数十人の受講生に対して質問時間が20分、30分とか。

長くても1時間取ることはないですね。そうなると自分が納得するまで質問できることは、どうでしょう?

ほむらさん:できないですね。

毛馬内先生:できないですよね。

ほむらさん:人数がいるっていると考えると難しいでしょうね。

毛馬内先生:難しいですよね。やはりそうなると難しいです。

どういった人が講習会を活用できるのか?(再生時間 4:42~)

毛馬内先生:で、その100時間ですね。私が必要だと感じているものを、たった20時間とか40時間とか。8時間×3日・5日。

そういった短時間でやるわけですから。どうしてもですね、その講座の中で勉強して、合格しようというのはやはり無理があります。

したがって、こういった受講をなさる場合には、その時間外ですね。事前・事後に自分で十分、予習・復習そういったことをする必要がどうしてもあります。

そういった時間が取れる一日8時間。それを何日間ずっと集中するということができる人。

そして講座が終了したあとに、自分が納得できるまで復習する時間が取れる人。そのガッツがある人。

そういった方は講習会を受講されるのもありだと思います。

しかし、単にその場に行って講習会だけを受けて、話だけ聞いて合格するなんて魔法のような講習会にはないですよね。

ほむらさん:自分の努力次第。その姿勢で取り組むならば講習会もありで、有効活用できればいいということですね。

毛馬内先生:そうですね。なかなか現実問題としてはこれは難しいと思います。

講習会の費用について(再生時間 6:15~)

ほむらさん:また費用はどれくらいなものになるんですか?

毛馬内先生:これはやはり非常にいい値段がします。

そうですね。全部で5000円とか1万円とかそのくらいであればね。簡単に参加してもいいかなと思えるかもしれないですけど。

お金払って、行くだけ行ってみて、それでも合格に結びつかない。なかなか厳しいのが現実だと思います。

ほむらさん:そうですよね。費用対効果を考えると、「とりあえずで参加してしまう」というのはおすすめできないということですね。

毛馬内先生:そうですね。

ほむらさん:本日はありがとうございました。

毛馬内先生:はい、ありがとうございました。

対談のまとめ

  • 長時間におよぶ講義で集中力をずっと持ち続けるのは極めて難しい
  • 年配の講師がテキストを読み流すだけの質の悪い講義もある
  • 講習会は対費用効果が良くない

以上がこの動画の要約になります。講習会は受講する人がしっかりと意識を高く持って受講しないと無駄になるということが分かる動画になっていますね。

私が注目したのは、「対費用効果」と「時間が拘束される」という部分です。

講習会は講師が直接解説をしてくれるというのが大きなメリットですが、内容の割に費用がかなり高くなってしまう。という点が欠点です。

当サイトで、資格の学校や講習会ではなく通信講座が良いと言っているのは、対費用効果が高いからです。

さらに、講習会は現地に言って受講しなければならないので、自由に休みを取れるとは限らない社会人は受講自体のハードルが高い。

通信講座なら、自宅で好きな時間に学習できるので、社会人の急なスケジュール変更にも対応できます。講習会のように数時間の講義に高額な金額を取られることはありません。

何度でも講義を視聴でき、「学習内容の刷り込み」という記憶の原理に基づいた学習ができるのも、講義映像が付属している通信講座特有のメリットです。

電験三種の学習方法の中で最もコスパの良い通信講座。その中でも当サイト最高評価の講座が気になった方は以下のリンクより詳細を確認してください。

詳しすぎるSATの「パーフェクト講座」のレビューはこちら