こんにちは、電験三種合格者のたまきです。
今回は資格勉強がコスパが悪いと言われて不安に感じている人の疑問にスポットを当てて、
「資格勉強をしているが、他の人が遊んでいるときに机に向かっている不安感がある」
「資格勉強をとにかく頑張っても、報われないのではないかと心配になる」
という苦労について、なんとか脱却するための記事を書いていきます。
「資格勉強のコスパはいいのか、悪いのか分からないので答えが知りたい」
「資格勉強をするなら、どんな資格が良いのか、コスパが良い資格を知りたい」
という人はぜひ読んでください。
目次
資格勉強がコスパが悪いと言われる理由
資格勉強がコスパが悪いと言われている理由として、
- 勉強時間が膨大な割に給料が上がらない
- 取得する資格を選ばないと、取得しても評価されない
- 時間がかかる割に、満足度が低い
などの理由が挙げられます。
それでは、資格勉強が本当にコスパが悪いといえるのか、検証していきます。
資格勉強・資格取得においてのコスパについて検証
ベストセラー書籍「7つの習慣」で、第2領域、「重要だが緊急ではない活動」に時間を割くことが、人生にとって重要であると説いています。
資格取得は第2領域の活動であるので、資格勉強がコスパが悪いと考えている人は、第2領域に他の行動をしたほうが良いと考えていると思います。
(スティーブン・R.コヴィー著「7つの習慣」より引用)
そこで、第二領域に当てることができる、他の活動を資格勉強とメリット、デメリット、コスパの面で比較してみます。
趣味
メリット:選ぶ趣味次第では仕事につながる
例えば、会社の上層部はゴルフを交流のツールとして利用している場合も多く、
会社のサークルなどで参加すれば、広く顔を知ってもらうチャンスにもなります。
また、趣味を通して新しい知見を得られることもあり、仕事で活かせることもあります。
クリエイティブな仕事をしている場合は、趣味を没頭している時間などにひらめきを得たりするので良い仕事にもつながるといえます。
デメリット:仕事につながる考え方をしないと自己投資にならない
具体的な名前はあげませんが、仕事につながらない趣味もあります。
あくまでも趣味は趣味なので、必ずしも仕事につながるという視点で選ぶ必要はないです。
ただ、コストパフォーマンスが良いか、悪いか、という視点で考えたときには、自分の趣味が仕事につながるかどうか考えて選ばないといけません。
仕事に無関係な趣味を選択しても、仕事でのパフォーマンスには関係しないので、コスパが良いか?という点では、悪い場合もあります。
コスパ:選ぶ趣味次第で変わる
趣味はあくまで趣味なので、仕事にどうつながるのか?という視点を常に持っておかないと、第二領域の自己投資にはなりづらいです。
よって、本人がどれだけ趣味を仕事に活かせるかがコストパフォーマンスを左右します。
また、仕事に直接関わりのない趣味も多くあるので、趣味の選択も重要です。
副業
メリット:収入を分散化できる
副業の一番のメリットとしてあげられるのが、収入の分散化です。
単純に一ヶ月あたりの収入を増やすことにもつながるので、セミリタイアや、今流行りのFIREを考えている人にとって有用です。
また、得られる報酬は比較的低いものの、データ入力・文書作成などの外注の委託を受けることで、安定した報酬を得ることも可能です。
デメリット:安定した報酬は得づらい
やり方によっては、確実に収入になるとは限らないです。
副業はビジネスであることに変わりはないので、浮き沈みがあり、安定した報酬、リターンを得るのは難しいといえます。
副業でも報酬が安定しているものもありますが、低い報酬で仕事を振られることもあり、本業よりも少ない報酬で働かされることもあります。
コスパ:選択した仕事と振り分けた時間による
運やタイミングにも影響されますので、コスパの良さはどれだけ成果を上げられたかに完全に左右されます。
投資した金額・時間より収入が大幅に多ければコスパは良いと言えます。
第二領域としては将来のための芽にはなるので、何も考えずに過ごすよりは有意義です。
読書
メリット:視野が広がる
安価に色んな人の人生を学べるため、視野が広がります。
自分の人生は限られた時間しかありません。
しかし、読書であれば、遅くとも一冊2時間程度で読めるため、自己投資と考えるとコスパは良い部類であると考えます。
デメリット:自分の成長や収入増につながるかどうかは本人次第となる
読書することによって、一定の満足感は得られますが、実際に行動しなければ未来は変わることはありません。
読書した結果が実を結ぶかは本人の努力次第なので、行動に移さない場合は、自己満足で終わってしまうのがデメリットです。
コスパ:良い
一冊あたり、2000円程度と、そこまで金額もかからないという点で言えば、コストパフォーマンスは良いと考えられます。
また、最近はKindle unlimitedなどの定額読み放題サービスがあることもあり、投資を抑えつつ自己投資をできる手段として知られています。
行動したことによって仕事の成果が上がったり、自分の生活が豊かになれると考えれば、コストパフォーマンスは良いといえます。
資格取得
メリット:仕事につながり、転職対策になる
資格取得の短期的なメリットは、昇給や上司、会社の評価を上げるためということがいえます。また、長期的なメリットとしては有資格者による独占業務を行える資格を取得することで、転職や、独立に有利に働くことがメリットです。
デメリット:仕事につながらない資格もある
資格は何でも良いというわけではなく、社会的に直接仕事につながらない検定や資格などは取得しても、転職に活かせないことがあります。また、仕事につながるかどうかは、有資格者がその業界にどれだけいるのか、需要と供給も関係してきます。
コスパ:将来につながる資格を取っているか、また選択する学習方法による
資格学校などに通う場合は、数十万単位でお金がかかってくるので、よほど就職・転職につながる資格を目指していないとコスパは悪いです。
逆にいえば、企業の需要や、有資格者の年収、転職への有効性をしっかりと調べることでコスパの良い資格を取得することができます。
また、将来的に役に立つ資格かどうか。その資格が無いと、仕事が成り立たないというような「独占業務」であるかどうかも重要です。
資格取得とコスパ(費用対効果)は切っても切れない関係にある
資格取得と対費用効果については、深い関係にあります。
というのも、資格取得以外の時間に費やした場合、得られるメリットということとも比較したほうが良いからです。
やみくもに、知名度だけで資格を取得しても、有資格者が多すぎて、資格取得のメリットを受けづらいかもしれません。
単純にコスパで比較するのであれば、仕事に打ち込んだほうが給料は上がると考えるかもしれません。
しかし、コストパフォーマンスだけではなく、人生を豊かにするという意味で考えると、資格取得はかなり役立つ自己投資と言えます。
なぜなら、資格取得は、自分の給料を上げるだけではなく、自己肯定感を高めてくれるからです。
難易度の高い資格に挑戦することで、ただ、だらだらと休日を過ごすよりも充実感を得ることができます。
また、人が取れない資格を取得したという事実は自分にとって何者にも代えがたい自信となります。
ただ単に転職・就職対策になるという合理的な理由だけではなく、自己肯定感という精神安定剤的な役割も果たしてくれるのが資格取得・資格勉強です。
資格勉強のコスパが良いと断言できる理由
資格勉強のコスパが悪いと考える理由は、上記のように、他の活動と比べて地味であり、苦労が多いことから、
楽しみながら生活の質を挙げたいと考える人や、特に短期間での成果を挙げたいと思う人にとっては不評なようです。
ただ、資格取得で必要な費用は、工夫すれば抑えられるものであり、仕事で直結する資格を取得することで、資格手当など給料を上げることも可能です。
また、資格取得は基本的には座学なので、費用は抑えられます。
これが、資格スクールに通うということであれば、費用はかさんでしまいますが、推薦講座のように、コストパフォーマンスの良い講座を選択することで、最小限の努力で最大の結果を得ることもできます。
あまり費用がかからないにも関わらず、転職で有利になったり、転職しなくても、現職で立場が良くなって働きやすくなったりと断然メリットが大きいのです。
また最近FIREなどセミリタイア系の書籍が増えてきたこともあり、
「資格取得や資格勉強よりも、投資を勉強したほうが良い」
と勧めるブログや本もあります。
ただ、副業だと、運やタイミングも重要なので安定とは程遠いのが現実です。
FIREの目的が「上司や仕事先などのストレスに縛られずに自由に生きる」というのであれば、
需要が高く、独立が可能な資格という点で絞っていけば達成は可能です。
もちろん転職で有利になる資格というと、難関資格などの人が簡単に取れない資格に限られてきます。
ただし、難関資格といっても、通信講座を使って合格のハードルを下げる方法もありますし、毎年必ず合格者がいるという点で目標達成難易度は、副業や投資での成功よりはるかに易しいということがいえます。
資格取得の中で電験三種が穴場だと考えている理由
資格取得の中で電験三種が穴場と考えている理由は、知名度の低さに対しての需要の高さです。
いかに知名度が高くても、需要が必要十分以上に満たされている状態であれば、椅子の奪い合いになってしまいます。
こうなると、資格勉強が大変にも関わらず、報われないことも増えてくるので、資格勉強でコスパが悪いと言われてしまう要因の一つとなっているのです。
ただ、電験三種は電気に関する独占業務を行える資格であるにも関わらず、知名度は控えめです。
また、電気主任技術者の需要も今現在極めて高く、脱炭素時代において、電気設備の保守管理業務は、ますます需要が高くなっていくと感じています。
独立も視野に入る資格であり、受験費用や通信講座などの費用を差し引いても、得られる果実が多いです。
また、電気主任技術者の資格は1種、2種、3種と3つありますが、一番難易度の低い電験三種で、日本にある電気設備のほとんどをカバーしています。
電験三種は、電圧で言えば5万ボルト以下の事業用電気工作物、また、出力5,000キロワット未満の発電施設であれば保安監督ができます。いま日本国内にある建物や設備の9割以上がこの範囲内ですから、ほとんどが電験三種の守備範囲というわけです。
また、電気主任技術者は、電験を取得していないと、その仕事に就くことができない「独占業務」であることや、電気が世の中に必要不可欠であることから、非常に不況に強いことも特徴です。
それだけ転職に有利な資格であるにも関わらず、経済産業省が試験制度にテコ入れをするほど、需要が高いことがメリットです。
ちょうど、年2回に受験可能回数が変更されたこともあり、受験するにはこれ以上ないタイミングと言えます。
電験三種は現状の居球が少なく需要高いという点から、就職に強く、投資した時間・費用に対して、得られる果実が大きいです。
つまり、資格取得の中でも、電験三種の取得はコスパ最強と言えるのです。
まとめ
- 資格勉強がコスパが悪いのは資格による
- いろんな自己投資と比べても実はコスパが良い
- 資格取得で選ぶなら電験三種が最強
このような結論になりました。
もし、コスパの良い方法で電験三種取得しようと考えているなら、こちらから最適な勉強法を選ぶことができます。