どうも、たまきです。
私は翔泳社アカデミーの講座「電験3種合格特別養成講座」を2年間きっちり利用して、合格しています。この講座だけの電話サポートがついていますし、当サイトでも総合評価Sの推薦講座に指定しています。
最近、自分が受講していた頃よりも内容が新しくなりました。実物があるので、どこよりも詳しく比較していきます。
目次
講座案内が大幅増&フルカラー化
今ままでも講座の利用方法、取り組む教材の順序など事細かに記載されていた講座案内。今回内容を確認したところ、以前よりはるかに詳しく、分かりやすくなっていました。
もちろん、昔の教材でもわかりやすかったのです。しかし、改定後はカラーページになっていますし、ページ数も増えています。試験の基本的な知識から、講座の利用方法、科目ごとの学習ポイントなど、電験3種の受験に必要な情報は全部載せです。
少なくともこれを読んで、「どう教材を活用したいかわからない」なんてことにはならないですね。
画像を見れば分かる通り、知りたいことは徹底的なまでに調べてくれているという感じです。個人的な感覚としては、改定前の講座案内と比較して、得られる情報量が単純に二倍に増えたと感じました。
電験3種には生半端な覚悟で受かる資格ではないので、”電験について知る”ということがとても大事になってくるのです。
この受講案内では電験3種のあらゆる情報が手に入ります。勉強法についても解説されてますし、DVDに関しても利用する順番など、オリジナルカリキュラムは旧版でも特徴的なシステムだと感じていましたが、今回の改良で、さらに精錬されたという印象を受けました。
本編テキストは科目ごとにページ配分を変更、一色から二色構成に
(旧教材)
(新教材)
一番驚いたのが教材の見開きです。詳しくは資料を読んでほしいですが、フルカラーになっていました。
勉強に抵抗感を持たせない工夫がしっかりとされているという印象です。実際に現場で使われている機器なども紹介されていて、とても興味をひかれる工夫がされていますね。
二色になったことで、単語帳などで使われる赤シートで隠せるようになっているんです。
こういった工夫は地味に嬉しいですね。忘れそうな単語などを隠しながら勉強することで、暗記対策もばっちりできます。今までだと黒一色でしたので、どうしても硬いテキストという感じは拭えませんでした。
私個人としては、お硬いテキストの方がいかにも参考書という感じで好きなのですが、ほとんどの方はカラーで見やすいテキストのほうが良いはずなのでこの改良は素晴らしいです。
もちろん赤シートは、講座を購入すれば付属します。講座の内容として暗記ブック(電気教科書 電験三種専門用語・公式・法規の要点整理)があり、冊子の中に付属しています。
ちなみに自分は旧版での学習の際、マーカーを引いていました。しかし、マーカーを引く作業だけで記憶した気になってしまう可能性があるので、マーカーを引かずに済むならそのほうが時間短縮になっていいのです。
本編テキストの科目ごとの分配が変わっていた
左が旧教材で、右が新しくなった改定後の教材です。これを見ると、教材のページ数はそんなに変わらないです。新しくなった教材は、重要な科目について、ページ配分が多くなっています。基礎となる理論や、初学者が戸惑う機械科目について重点的に解説されています。
理論科目は、基礎がしっかりしていないと全く解けないです。
理論は4科目の基礎になっている重要科目でもあるので、合格のために避けては通れません。その理論について、ページ数を割いています。理論科目を重視するという通信講座としての基本ができていると感じます。
そして、機械のテキストの充実にも触れておきます。こちらも、初学者の多くは、電動機や変圧器の実物を触れることが少ないので、とっつきにくい科目です。
改定前の講座では、すでに重要な分野に内容を絞ってはいたものの、機械科目については他の科目と同様の力の入れ具合でした。
しかし、今回はテキストのページ数からみても、大幅増量(といってもページ数の分配が変わっただけで総ページ数は大して変わっていませんが)しています。以前の教材より圧倒的に、内容が濃いです。
さらに、最初のページで数ページのカラーページを挿入したことで、電動機の仕組みなどが視覚で直感的に捉えることができるようになっています。
応用問題は、かゆいところに手が届く改良がされています
改定前の問題集は、問題と解説が離れいました。受講していた頃の感想として正直に言います。
問題を解いてから、答え確認するために、ページを行ったり来たりするのが面倒だなと思いました。
改訂され、章ごとに解説がつけられました。問題を解く、解説を見るという流れがスムーズになりました。
旧版を使っていたときは、わざわざ付箋をはって、それを目印に解説を見ていたので素晴らしい改良ですね。
それから、解説のヒントの項目がついたのも素晴らしい。解説といっても公式をただ当てはめるわけではなく、問題ごとに要所というものがあります。
「これを抑えておかないと解けない」という問題を解く際のポイントです。分かりやすく表記しているのです。
以前と比べ、受講者の心理に立った、かゆいところに手が届く改善がされていたので驚きました。
E-ラーニングシステムが追加
これをつけられてしまうと本当に弱点がなくなりますね。
今までだと、電話サポートがいいなら翔泳社アカデミー。E-ラーニング重視や返品サポート重視だとSATという感じだったのです。
しかし、翔泳社アカデミーの講座でもE-ラーニングシステムが選べるようになったことで、弱点らしい弱点がほとんど消え去りましたね。
自分の場合、最後の最後までE-ラーニングをとるか、電話サポートをとるかで迷い続けていたので。
ちなみにEラーニングシステムの利用方法についての冊子はきちんとフルカラーで付属していますので分かりやすくなっています。
マウスの図まで丁寧に書かれているのは、ここまでやるかって感じです笑
アドレスだけ書いて、ポンと渡されても困ってしまいますからね。
あとは巻末にも困ったときのQ&Aがついてます。
最難関科目、「機械」の対策がバッチリ
質、量ともに、増えました。
まず、こちら写真になりますが、お気づきでしょうか?
そうです。昔と比べて、DVDが2セットから3セットになっています。大増量です。
機械科目は本当に曲者です。科目合格率もいつも低いです。その理由としては、
- 電気機器に触れる機会が日常ではあまりないこと
- 理論科目の理解が充分でないと、問題が解けないこと
- 変圧器・電動機だけではなく、証明や自動制御等の出題があり範囲が広い
以上の理由から毎年の科目合格率が非常に低くなっています。
ほとんどの人は実際に電気機器を見たことがあるわけではありませんよね。身近な電柱などイメージのしやすい電力などと違って親近感がわかず、イメージができない。理論を深く理解できていないと全く手がつけられないなど本当に高い壁となってます。
そんな難しい科目を重点的に解説してくれています。
そして、増えたのはテキストだけではありません。
こちらを見て下さい。
機械科目を重点的に攻略する講座となり、詳しく講義した内容に合わせてテキスト講義も増量しています。
「でも分量が増えたってことは取り組む量が増えたんじゃないか?」
「覚える量が増えたんだったら、より大変になったんじゃないか?」
上の項で書いたことを思い出して下さい。全体的なテキストの量は増えていないのです。
多くの受験生が壁とする機械科目への配分を多くしたものの、
全体としてのページ数は大体そのままなので、取り組むのが難しいほど分量が増えたわけではないことがわかります。
結論:改定後は、別次元の別教材と呼べるものだった
たいてい、教材の改定というと、内容を誤字を訂正するとか、出題傾向に合わせて多少内容をいじるとか、少しだけの変更になる場合が多いです。実際JTEXなどは、レポートの回数が増えたくらいで別講座として販売していますし。
しかし、翔泳社アカデミーは、以前と比べて全く違うクオリティーの高さになっています。
E-ラーニングシステムの追加や、カラーページの挿入、重要な科目のページ配分変更。など、もはや別教材と呼べるくらいの進化を遂げています。
もちろん業界唯一の電話質問サポートはそのままです。もともと、翔泳社アカデミーの講座の良さはそのままに、お客さんの声を反映して、よりさらに精錬された講座へと生まれ変わっていました。
気になった方はもっと詳しくレビューしたページがあるので読んでください。