こんばんは、たまきです。電験3種について改めて情報収集していると、勉強時間が1000時間必要だという意見をちらほら見かけます。この時間設定はどこから来ているのだろうと疑問に思ったので、調べた上での私の意見を書きたいと思います。
目次
そもそも人によって学習時間は異なる
問題を解くペースや、つまづく回数などによって全く違ってきます。そもそも電験に一科目あたり何時間と、勉強時間を目安で語ることそのものが問題なのです。
目標にすべきは何日までにテキストを何周終える。何問解き終わるといった具体的な目標です。必要なのは具体的な課題達成に対しての目標であり、これを基準に数値目標を立てなければ意味がありません。
だいたい、1000時間という基準自体が単純に目安であり、目安は意味を持たないのです。
なぜ1000時間という基準が出てきたのか?
まず、調べても調べても、電験3種に1000時間必要という数字の根拠がありません。1000時間という基準自体が曖昧なのに、これを元に日数で単純に割って、これだけ勉強すれば合格するとかいう意見があります。が、根拠がない数字を土台として計算するのは無意味です。
例えば、同じ高校・大学の卒業生同士であっても、基礎学力には差がついているように、学習時間の目安を決めるのは難しいのです。
私個人の話で言えば、4年間学習しているので、単純計算でも2500時間以上は勉強しています。ただ、それは結果論であり、あくまでそのくらい勉強したら合格ラインに届いたというだけの話であるといえます。
それらしい数字が出ていても所詮それは「目安」にすぎないのです。
一日も早く勉強を始めることのほうが100倍大事である
まず、根拠がない、個人差があるとするなら、どうやって勉強時間を設定すればよいのか?という疑問が出てくると思います。まず、勉強時間で考えるのをやめてください。
電験3種合格まで◯時間必要という理屈は、合格してみてからの結果論にすぎません。人によって合格までの勉強時間が異なる以上、◯時間すれば合格できるという意見は無責任なのです。
勉強時間を知りたがる人は電験3種という資格を甘く見ている可能性があります。どこか、「最小限度の努力で合格したい」という甘さが見え隠れしていませんか?
しかし、電験3種は合格率が10%を切る資格です。当然、難易度も高く、生半端な気持ちで合格できる資格ではありません。試験日までは自由時間をすべて電験に捧げるという気持ちがなければ合格できません。
一日も早く勉強を初めて、そこから進行状況を見て、予定を調整するという方法をおすすめします。
1年に1度しかない試験なのですから、早く勉強を始めるに越したことはないですよね。1年前から勉強を始めても全く構わないのです。
基本は毎日勉強すること
目安や目標を立てるのも大事ですが、基本は毎日勉強することが必要です。
例えば、もう6月だけど、合格ラインは突破しているからざっくりやっておこうと考えて、毎日勉強しなかったり、週末にまとめて勉強するスタイルに切り替えるのは危険です。
毎日沢山の時間を勉強するのが嫌なら、その分だけ早めに勉強することをおすすめします。
ポイントなのは期間を長めにとっても、毎日勉強するスタイルは変えてはいけないということ。
1000時間という基準は曖昧で根拠がないです。とはいえ、勉強時間の報告ツイートなどをSNSで情報収集すると、1000時間程度の時間が「最低限」必要なことは間違いないようです。つまりは、個人差を考慮して、1年程度前から勉強すれば、毎日3時間程度勉強すれば合格ラインに届くと言えます。
どうしても予測したいなら、一ヶ月きっちり勉強してみてから考える
何時間勉強すれば合格するというのは、合格してみなければ分からないのです。1000時間でも、中身のない勉強をしていたり、ずれた勉強をしていると、合格できません。私は4年勉強していますが、その中身と言われると、やはり合格できない勉強の仕方をしていた。と言わざるを得ません。
どうしても目安が知りたい、目安がなければ勉強がしずらいといったあなたは、一刻も早く勉強を始め、一か月分の勉強の進行度具合の記録を取ってください。一日何ページ進んだか、何問進んだか?という記録です。この一ヶ月の記録を見返してから予測することをおすすめします。
この記録は、あなただけのものであり、したがってこの記録を元に予測するほうが、1000時間という根拠のない数字を元に予測するより正確です。
一日の勉強時間ではなく、一週間単位で計画を立てる
それまでは、周りの人と同じように、一日何時間という感じで目標を立てていました。しかし、社会人であるならば急な予定変更はつきもの
- 急な残業
- 急な飲み会
- 急な呼び出し
時間単位で目標を立てていると、このような不測の事態が起こったときに、すぐ予定崩れしてしまいます。
そうではなく、「一週間」というざっくりとした単位で予定を立てることによって予定を崩すことなく対応できます。
例えば、今日は3時間勉強して、◯ページまで進む予定だったけども、急な残業で勉強があまりできなかったから、次の日に5時間やろうとか。
そういう細かい調整ができますよね。一週間単位の予定だと、月曜日から始まって、次の日曜日までに目標を達成すればいいわけですから、多少急な予定や用事が入っても、予定崩れはしにくいのです。
合格するまでの二年間は、仕事が忙しく時間が少ない中で合格しています。その理由の一つは、やはり予定の立て方を変えたことも影響しています。
勉強時間予測は不要だが目標設定は重要
今まで書いてきたことで、勘違いされる可能性があるので改めて書きますが、テキストをこの日までに終わらせるといった目標設定は重要です。
時間目標は、基準となる数字の根拠が無いのに設定することの無意味さを指摘しました。しかし、目標設定や予定を立てることが無意味という訳ではありません。
一時間単位の予定を立てるのが無意味なのであって、電験3種合格を達成するには、目の前の小さな目標達成を積み重ねていくことが必要です。
通信講座を使えば1000時間もいらない
電験3種は甘くない。それは分かっていても、やはり人間は少しでも楽をしたいもの。最小限の努力で電験3種という果実を得ることができるなら、それがベストです。
それなら、当サイトの推奨通信講座を利用することで、合格までの勉強時間時間を少なくすることができます。時間をお金で買う事が可能になるのです。最短で合格したいのならば、独学で勉強する意味はもはやないです。
独学にこだわる人は、お金がもったい無いから独学で勉強するという基準を持ってしまっているようです。
ただ、独学含めて4年勉強した私から言わせれば、時間も立派な財産であり、お金です。時間を差し出すことで給料を頂いてるわけですから。1年合格が遅れれば、その分だけ次の資格を取るのが遅れますし、やりたいことをやる時間も削られることになります。
そういう意味で、通信講座にお金を払って合格するというのは合理的な選択であり、事情があって仕方なく行うのが独学なのです。
実際最初から通信講座を利用していれば、遅くとも2年間で合格していましたし、2500時間も勉強していません。特に当ブログでおすすめする通信講座であれば、市販の参考書の4分の1の分量です。
SATの通信講座の利用者は、半年以下の勉強期間で合格できたという意見も結構あります。一方で、参考書を使い独学で勉強したという人で、半年以下の勉強期間で合格できたという報告はあまり見られません。
少しでも勉強する時間を減らしたければ通信講座を利用するしかないということがよく分かるでしょう。