こんにちは、たまきです。今回は電験3種を受験する際に必ず疑問に思う、入門書の必要性について解説していきます。
「電験3種 入門書」と検索すると、おすすめの入門書だとか、参考書のサイトが山ほど出てきます。しかし、「そもそも入門書が必要なのか?」という点については全く触れられていません。
知恵袋や身近な電験3種取得者、受験予定者に話を聞いて見ると、やはり意見が分かれるという結果になりました。そこで、両者の意見を整理し、分かりやすく分類。結論を出すところまでやりたいと思います。
目次
入門書は必要派の意見
- そもそも電験3種は電気の基礎が大事だから必要
- 基礎が分からないと、次の上位資格を受けるときに影響があるから必要
- 電気に興味を持つためには親しみやすい入門書が必要
この意見を見ると、電験3種が難易度の高い資格であるということを前提としていますね。当然ながら、電験3種は難しい資格です。毎年の合格率は10%を切っていますから。これで電験3種は楽勝だったという人は、もともと頭が良いか、簡単に合格できたのを自慢したいかどっちかです。
で、本題の入門書に関しては、難しい内容を踏まえた上で、基本ができていないと合格ができない。だから、基礎から固めるべきという。一言でまとめると電験3種の合格には基本が大事だから入門書を活用せよという意見ですね。
入門書は不要派の意見
- 市販の参考書に基礎から書いているから不要
- 入門書から本丸に取り組むのが遅れるから不要
- 掘り下げるときりがないから不要
余計な分野、情報を取り入れるとそれだけ無駄な勉強をしてしまうリスクが上がる。だから、勉強する範囲、量は最小限度に留めるべき。この意見に関しても私は同意できます。
実際、電験3種は合格に必要のない範囲を無駄に勉強すると不合格になります。これはマジです。私が4年間勉強した経験から言うと、不合格になった2年間はやはり、無駄な範囲を勉強してしまっていました。その経験からも無駄な範囲を勉強しないことも大事であると言えます。
両者の意見をまとめてみる
- 入門書必要派→基礎をおろそかにするな!
- 入門書不要派→なるべく無駄な勉強をするな!
ということです。対立はしていますが、結局電験3種に合格する上で大事なことを両者とも言っています。これはどちらが間違いかというよりも、視点の違いであると分かります。
ようは、入門書は買ってもよいが、無駄な範囲を勉強しないように、必要最低限の範囲だけ選んで勉強すれば良いということです。無理だと思います。はい。
入門書として、例えば「はじめてシリーズ」という以下の書籍があります。
こちらの本ですが、確かに内容は初学者向けに優しく解説されてはいます。ただ、この入門書は理論だけで300ページを超えてきます。他の出版社も調べましたが、電験3種クラスとなると、入門書であっても300ページは超えてきますね。
基本書レベルの参考書ですら4科目で1200ページもあるのに、入門書で300ページも勉強する時間なんてないというのが本音ではないでしょうか。
やはり、通信講座と比べると、無駄にページ数が多いです。ここから初学者が出題傾向の分析をして、さらに範囲を取捨選択するのは難しいです。
いいとこ取りの通信講座がやはり最強
通信講座の良いところはやはり、初学者にも理解できるように分かりやすく、かつ無駄な範囲を勉強しないように、プロが出題傾向を分析し、テキストに反映させていることにあります。ようは、入門書の必要派の人の主張、不要派の人の主張を両方カバーできるのが通信講座しかないのです。
まあお金がかかる話なので、絶対に購入しろとまでは言いませんが。合格率が下がる可能性のある完全独学はすべきではないと経験上思いますよ。もし購入を検討するのであれば、基礎理論に内容と解説に時間とページを割いている、SATの講座が最も良いです。