こんにちは、たまきです。今回は独学の頃使っていた電験3種のテキスト、オーム社の「完全マスターシリーズ」とSATの「第三種電気主任技術者パーフェクト講座」を比較レビューしてみます。
目次
一体なぜお金を払ってまで通信講座を受講する必要があるのか?
これは答えは単純で、払うお金より得る効果のほうが高いからです。時間も限られている中で、最低限の努力で最良の結果を残す。そのためには、重要な範囲のみ勉強する器量の良さが求められます。
しかし、範囲を絞ると一言で言っても、勉強を始めたばかりでは難しいものがあります。「何が重要で、何が重要ではないのか」分からないからです。
しかし、SATの通信講座では、そのデメリットが解消されます。SATのテキストを活用した勉強は果たして一般的な参考書を使った勉強と何が違うのか。次の項目から見ていきましょう。
テキストの中身を比較
まず、こちらが電験三種の市販テキスト(完全マスター電力)です。
そして以下がSATのテキストです。
これを見てみますと、明らかに見やすさが違います。
カラーであるというだけで二色刷りのテキストとは違い拒否反応が起こらない感じはしませんか?
完全マスターだと、明らかに出題されない部分の知識まで全部載せという感じです。
一方で、SATのテキストだと最小限度の範囲を記載したカラーテキストになっています。
市販のテキストは価格を安価に押さえているため、テキストにここまでコストが掛けられないのです。通信講座のほうが、テキストに予算を割くことができるので、内容が練られているのです。
市販のテキストには、SATのテキストと違い不必要な内容も多く含まれています。合格のために絶対必要とは言えない範囲までカバーしているため、内容が多く勉強時間が増えてしまうのです。これは全範囲をすべて載せているのは購入者からのクレーム避けに過ぎません。
合格のために無駄な範囲を勉強するリスクを抱えてしまうのが、市販のテキストの問題点です。反対に必要最小限の勉強範囲に絞られているのがSATの大きなメリットです。
テキストの厚さを比較
拡大した画像がこちら
こちらの画像を見ていただければすべて一瞬で理解できるはずです。
4科目でこれだけのページ数の違いがあります。
忘却曲線の原理に従うならば、記憶には復習がつきものです。いかに毎日復習を行うか。アウトプットを行うかが、重要な鍵です。
しかし、市販のテキストでは、そう理想通りには行きません。今日は直流回路の範囲を学習して、次の日は電子理論の範囲を勉強するというふうに、日をまたいで同じ科目の勉強を進めるのがやっとです。市販のテキストでは一科目300ページを超えていることも少なくなく、4科目では平気で1000ページを超えてきます。(ちなみに完全マスターは4科目で1500ページを超えます)
社会人が限られた中で復習を行うには難しい量となっています。しかし、SATのテキストであれば、全範囲でも450ページ程度と圧倒的に少ないです。
これだけ少なければ、サッと全範囲を読んで、怪しい部分を何度か確認したとしても、一科目の全範囲の復習を一日で終わらせることができるでしょう。急いでこなせば4科目すべての範囲を復習することも可能です。市販のテキストではこれは絶対にできません。たとえ1秒に1ページのペースで読み進めたとしても4科目で1000秒以上。15分以上かかるのです。
途中で分からない範囲を重複して読んだり、問題を解いてみるということをすると、これ以上の時間が復習にかかることは間違いないです。
復習をする上で、テキストの薄さが重要ということです。
サポートを比較
比較不可能です。市販のテキストはサポートが全く無いです。質問サポートがないので、分からない部分を質問することもできないです。勉強のためのカリキュラムもないので、勉強方法・順序も自分で考えなければなりません。
あえて無理やり挙げるとするならば、乱調の場合は返品するということですね。ただ、これはお金を払っている以上当然のことですのでサポートと言えるかどうかは微妙なラインです。
返品などもほぼ不可能に近いです。市販の参考書を書店で購入した場合、自分の都合での返品を受け付けるかどうかは完全に書店側の判断です。確実に返品できる保証はありません。もちろん家に持ち帰ってたっぷり試してから返品ということもできません。
改めて完全マスターとSATを比較すると、
- 返品保証がある
- 質問サポートがある
- 学習するためのカリキュラムがある
これだけの違いがあります。
結論:市販のテキストでは比較にならない
他社の通信講座であれば、比較対象になるかもしれませんが、市販のテキストが通信講座に勝っている点は価格の安さぐらいしかありません。それ以外の全てにおいて、SATの「電験3種パーフェクト講座」は完全マスターに勝っています。
電験3種を合格するということを考えると、他のページにも書いたように通信講座を受講することは必須です。
今回紹介したSATの講座であれば30日に渡って返品保証がついています。もし不安であれば、とりあえず試してしまうというのも手です。