こんにちは、電験三種合格者のたまきです。
辛い勉強を毎日続けていると、どうしても楽をしたくなるのが人間というもの。ときには情報商材といった甘い誘惑に誘われることもあるかもしれません。
「電験三種の情報商材を購入しようと思っている」
「もしかして良い情報があるのかもしれない」
そう思ったあなたは危険ですので、以下の記事をじっくりと読んでください。
目次
そもそも情報商材ってなんなの?
おそらくこの記事を発見したあなたは、情報商材について理解していると思います。ただ、関連記事などからたどり着いた読者のために一応、情報商材は何なのか?という点を解説します。
情報商材の簡単な説明については以下のとおりです。
情報商材(じょうほうしょうざい)とは、主にインターネットなどを介して売買される情報のこと。「情報」の内容自体が商品となるものである。
電験三種についての情報商材で言えば
「電気の素人が2ヶ月勉強するだけで」
とか
「勉強しなくても合格を引き寄せる○○法則とは?」
といった、裏技みたいな情報が乗っているネット上の書籍のようなものと思っていただければ良いです。
情報商材は受験者の弱い心に入り込む
まず、電験三種に楽して合格できるなんてことは絶対ありません。
当ブログで扱っている通信講座は、合格までの期間を短縮してくれるものです。そういったものなので、確かに参考書などを使って非効率な勉強をするよりは「比較すると楽」です。
ただ、電験三種に合格すること自体が楽なわけではありませんし、勉強も努力も必要です。
情報商材は、まるで電験三種に努力をしなくても、あるいは、ほとんど無勉強に近い努力で合格できると語っているものがあります。
言うまでもないことですが、電験三種という長期戦の勉強を続けていると、どうしても
「もっと楽に合格できないか?」
「裏技や抜け道がないか?」
といった、勉強以外のことに気を取られてしまいます。私もその気持ちは良く分かります。
ただ、世の中に甘いことはないので、はっきり言って時間の無駄です。
B問題は○番を選べば正解する確率が高いとか、そういった正確性の曖昧な記事を載せているブログもあります。
ただ、そういった運任せであなたの人生を決めていいとは私は思いません。
合格はゴールじゃなくて始まりですから。もし楽に合格できる裏技があったとしても、実務をこなすときに必ず支障が出ます。
電験三種の情報商材の多すぎる欠点
まずですね、情報商材の販売者のほとんどは、どうやったら消費者からお金をむしり取ろうとしか考えてないです。電験三種の情報商材を販売している人もいるみたいですが…販売ページを見る限り、
- 全くと言っていいほど、内容を更新しない
- 返金条件がとてもややこしく、条件を満たすことが難しい
- そもそも乗っている情報は無料レベル
以上のような欠点があります。
電験三種は毎年出題傾向が変化し続けるので、内容を一切更新しないという時点で真っ黒です。
情報商材は性質上、中身を見ることができません。私の経験上ですが、ほとんどの情報が全く価値を持たないか、一般書籍以下の内容であることが多いです。
別に電験三種の情報商材に限ったものではないのですが、とにかく返金させないために条件をとても厳しくしていることが多いです。
例えば、でんけんぱの推薦講座である、パーフェクト講座では返金条件が明確かつ、分かりやすいです。
ただ、情報商材はそもそも返金条件がないか、あったとしても条件を厳しくすることで、「絶対に返金させない」という戦略をとっています。
電験三種の情報商材を購入するメリットはあるのか?
結論から言えば全く無いです。断言します。
私は基本的に物事を両面から見るタイプなので、物事にはメリットもデメリットも両方あると考えています。そのうえで比較し、最も正解に近いものを選ぶのが合理的だと考えています。
私は、消費者に不誠実な販売者を利することは嫌なので、電験三種の情報商材を購入するつもりもないです。
また、商品ページを見ただけでも誇大広告や嘘の情報が盛り沢山なので、買わなくても内容が大したことないことは丸わかりなんですよね。
「では、電験三種の情報商材にメリットはあるのか?」
というと、全く思い当たらないというのが正直なところです。
強いて言うなら、その他の詐欺に騙される可能性が減るということぐらいでしょうか。
情報商材という商品の性質上、痛い勉強代になる可能性は高いです。
ただ、情報商材だと高くても、数万円なので、騙されてもまだ諦めが付きます。
一度痛い目にあえば、詐欺に対して耐性はつきます。楽して儲けようなどと言ったうまい話にも騙されなくなるでしょう。
情報商材は、非常に高い確率で質の悪い商品です。弱い心に漬け込む悪い人から逃れる精神力は身につく気がします。ただ、
電験三種の情報商材を購入するメリットはまったくないと思っていいでしょう。
電験三種の情報商材と通信講座は何が違うの?
まずは、通信講座の特長として、
- 企業単位で分析、調査するので情報の質が高い
- 教材や情報を渡して終わりではなく、カリキュラムを通して合格をサポート
- 当ブログ推薦講座なら講座映像やサポートがついている
以上の特長があります。通信講座は、「合格するための一連のプログラム」になっています。
一方で、情報商材は名前の通り、合格するための「情報」しか教えてくれません。
しかも、情報そのものが嘘だったりまがい物だったりするケースが多いのです。
最近は情報商材というカタチではなくnoteなどで売られていることもあるようです。
情報商材や、最近流行りのnoteに共通して言えることは、「情報の信頼性」です。
情報商材の多くは、個人で販売・調査しているため、いくら詳細に分析したところで、情報の信頼性に大きな差があります。
通信講座は多くの人員を割いて、時間とお金をかけて傾向分析を行っています。個人が分析している「なんちゃって出題分析」とは全くクオリティが違います。
また、サポートや講義映像などが付属するのも情報商材と大きく異なる点です。
情報商材の販売者は多くが、そもそも楽して儲けようという考え方なので、講義といった労力やお金のかかるものは扱いません。
いかにも価値のある情報だと思わせるために誇大広告で相手を引き寄せ、質の悪い情報で荒稼ぎするのです。
普通の精神状況なら全く手を出さないと思われる商品でも、長期間わたって電験三種の勉強をしていると、勉強の疲れで警戒心が弱まってしまうことがあります。
無駄な商品にお金と時間をかけてしまうのです。
そもそも、情報商材自体が弱い心に漬け込もうとする販売者のずる賢い考え方で成り立っているものです。
もし、情報商材に騙されそうになったらこの記事を読んで、電験三種に合格するには努力を重ねるという正攻法以外にありえないと心に刻んでください。
結論として電験三種の情報商材は絶対に買うべきではない
なぜ情報商材を購入することが無駄なのか、買うべきでないかが理解できたと思います。
情報商材というものを聞いて、真っ先に「詐欺」という発想になった方もいるでしょう。それは正常な思考ですので、安心してください。
あるいは、情報商材の中には努力せず、楽して電験三種に合格できる秘訣があるかもと思ったあなたは、もう一度記事を読み返してください。
また、情報商材の業界自体、今まで新聞で問題視されたり、現在も多数の消費者に訴えられるなどしています。倫理上、題材として扱うことにも問題があると感じました。
ですから、
「良い電験三種の情報商材はないか?」
「○○という情報商材があるかどうか?」
といった、情報商材に関する質問には一切お答えできません。
当ブログでは、自分が儲かればそれで良いといった、情報業界全体への不信感や、コンプライアンス(倫理)の側面から、今後、情報商材の商品に関する詳細記事自体を載せません。