SATの通信講座レビューはステマ!?通信講座を利用し合格したたまきが辛口意見で反論!

こんにちは、電験三種合格者のたまきです。
今回は、SATの電験3種パーフェクト講座の受講を迷っている方にむけて、

「SATの教材がステマという意見を聞いて不信感を持っている」
「でんけんぱ自体がステマブログではないのか」

という疑問について、記事を書いています。

「SATの教材を知ったが悪い意見があるのでブログ運営者はどう思っているのか知りたい」
「本当に内容がしっかりとした講座なのか。お金を払って納得できる講座なのか知りたい」

という人は読んでみてください。

知恵袋にてSATの教材を選んで後悔という意見を発見

先日、知恵袋をブログのネタ探しにブログを見て回っていたところ、知恵袋で通信講座のSATに批判的な意見を目にしました。

具体的にはいくつかの質問で、以下の意見がありました。

  • SATの電験3種パーフェクト講座を紹介するブログのレビューはステマである
  • SATの教材は内容が薄いので他の参考書を買わないといけない
  • 薄いテキストで試験範囲をカバーできるのであれば大手出版社が真似していないとおかしい
  • 電験に合格してから講座をレビューするのはおかしい
  • 過去問が5年分だけなのは少ない。新しい問題がでてきたときにカバーできない

通常は、このようなネガティブな意見はスルーする

「都合が悪い意見は当たらず触らず」

というのが多くのブログの方針です。

しかし、本音でレビューというコンセプトのでんけんぱが触れないわけにはいかないのでこの意見に正当性があるのかどうか、意見を書いていきます。

電験三種の通信講座におけるレビューはステマなのか

SATの教材がステマかどうか確認する前に、ステマの定義を確認しておきましょう。

「ステマ」とは、広告宣伝であることを消費者に分からないように一般の消費者の口コミや評価に偽装して行われるマーケティング活動のことを意味する表現。「有名人に依頼して商品を紹介してもらう」方法と「口コミサイトに高評価レビューを投稿する」方法の2種類におおむね大別される。

この定義と照らし合わせると2018年当時は、確かに通信講座について、理由もなく高評価しているレビューブログが多かったです。

「私が使って、使い心地が良かったからおすすめです。」

というように、中身は熱心にレビューするが、公平感が全くないというレビューが多くを占めていました。

実際に、私がブログ運営を開始した2018年の当時は以下の教材が多くのブログでおすすめされていました。

  • ユーキャン
  • JTEX

以上のおすすめポイントが

  • ユーキャンは有名である
  • JTEXはとにかく安い

という、教材の質とは無関係な部分でおすすめとされていた記憶があります。

確かにこのようなブログがあふれている場合だと、いまいちピンとこない理由でネット上に高評価がたまる原因となり、ステマと言われることになります。

消費者に分からないようにという点が、ステマが問題視される原因です。

おそらく回答者としては、

「自分が使ってみて不満だったので検索したら、大量におすすめするブログがでていたので、大量に良い口コミをばらまくステマの教材に違いない!」

というある種、自分の不満をぶつけるような形での意見と思います。

もちろんSATの教材は、有名人にお金を払っておすすめさせる、サクラを使って大量に口コミをばらまくといったステマの要素はありません。

SATの電験3種講座は、2018年当時は通信講座ブロガーの中ではマイナー教材であったという印象です。

実際には、2018年当時はマイナー教材であったが、内容が良いと思った受講者がだんだんと運営ブログでSATをおすすめするようになった。結果としておすすめするブログが増えたという経緯です。

ちなみに、当ブログではブログタイトルにも最初から通信講座レビューブログと明記しているので、ステルスという広告を隠しておすすめするブログには当たりません。

ブログ運営者に批判が行くのは、理解ができるとして、ごくごく真面目に教材を提供しているSATが根拠もなくステマを働いているというような意見もあり残念です。

以上により、SATの教材はステマではなく、ステマと見間違うくらいSATを高評価とするブログが長い期間を得て少しずつ増えてきたというのが事実であり、SATのレビューをステマと定義するのはかなり無理があるというのが結論です。

教材が薄いので、他の参考書も買わないといけない

「SATのテキストは本と同様に内容が薄いため、他の参考書も併用して使わないと合格は難しい。」という意見にはいくつかの問題があります。

この点、教材について多くの方が誤解している部分となります。

勉強に関しては、いたずらに量が多ければ多いほど良いというものではありません。

最短合格に必要なのは、

  • 勉強する範囲を増やしすぎず、合格できる最小範囲を繰り返し学習で脳に染み込ませること
  • 合格力を身につける過去問になるべく早く移ること
  • 確実に得点できる問題を落とさないこと

この三点。

たまに通信講座SATの教材で批判されている点がこの「内容が薄い」といった指摘ですが、

あまり教材のことをよく理解していない意見だなという感想を持ちます。

SATの場合、方針・コンセプトは「最短距離で合格へ」

ですので、教材が薄いのは当たり前といえるでしょう。

そして問題は、教材が薄い=内容が薄いと大きな誤解をしている点。

もちろん薄いだけでは、素人がヤマ張り勉強をするのと代わりありません。

SATは専門のスタッフが膨大な労力と時間をかけて出題傾向を分析して、頻出範囲を勉強できるように、学習範囲を慎重に選択しているのです。

回答者は自分で不安に思ったのか、自分で参考書を購入したようですが、せっかくスタッフが労力をかけて分量を少なくした教材を、自分で増やしているのでは全く意味がないと個人的には思います。

ただ、私自身も最初は分量の少なさに戸惑い自分の判断で勉強範囲を増やし、不合格になった過去もあるので気持ちはわかります。

  • 参考書で勉強して不合格になる
  • 通信講座を勉強するがテキスト量が少ないため不安になる
  • 不安を解消するために自分の判断で勝手にテキストを購入し、分量を増やす

というように、私と同じような経験を持つ方の意見であると考えます。

また、教材をよく使いこなしていない人ほど「内容が薄い」というのですが、実際は、動画講座だけでも70時間とかなりボリュームがありますし、テキストが薄いはともかく、内容が薄いといった意見は当てはまらないものと考えます。

薄いテキストで試験範囲をカバーできるのであれば大手出版社が真似していないとおかしい

大手出版社が薄い教材を出していないとおかしいという意見にも個人的には疑問を覚えます。

まず、SATが出題範囲を削るために、非常に多くの労力をかけているという裏事情を知らないものと考えます。

いくつかの過去の記事でも書きましたが、実際は分量を増やすより減らすほうが大変なのです。

少ない分量であるほど、「教材内容が本試験で出題されなかった」というクレームが頻発するからです。

だからこそ、SATは多くの時間とコストをかけて、出題傾向を分析しているのです。

そもそも、多くの出版社は「最短合格を目指す」という方針ではないので、大手出版社とSATの教材が同じものになるはずがないのです。

大手出版社の出版ジャンルは多いので、電験三種分野だけに大量の予算をつぎ込めるわけではありません。

実際に毎年改定される、SATと違い参考書は短くても3年、長くて5年程度の改訂ペースです。

また、分厚い参考書で有名な「完全マスター」シリーズは明らかに電験2種レベルの内容まで記載しています。

出版社のテキストが分厚い理由は、限られた予算と時間しか与えらていないため、出題傾向にテキストを合わせるのは難しい、

少ない改訂回数で世の中に出すには、なるべく多くの範囲を細かく記載するしかないという事情から来ているのです。

大手出版社が真似していないからSATの講座はおかしいとする意見は、業界の背景を分かっていないがゆえに出る意見と言わざるを得ません。

電験に合格してから講座をレビューするのはおかしいという意見について

おそらく知恵袋の回答者の意見としては、

「合格するまで通信講座を使っていないのに、通信講座をレビューするのはおかしい!」

という意見だと思います。

ちなみに私はもともと合格の素質があったわけではなく、通信講座を使い倒して合格した実績があります。

ですから、他のブロガーのように、合格したからついでに通信講座をレビューしようという後付の理由ではありません。

また、私自身も、

「自分は参考書を使って合格したのに、合格してから通信講座をおすすめするのは筋が通らない」

という意見では一致しています。

その上で、

  • 合格時は参考書にて合格した
  • 参考書より通信講座のほうが勉強の効率が良いと気づいた
  • だから通信講座をおすすめする

以上のように通信講座のほうが消費者にとってベストな勉強方法であると確信が持てたのなら、自分が確信を持てた勉強方法をおすすめすることに問題はないと考えます。

ただ、でんけんぱとしては、本当に良いものを本音でおすすめしたいので、

実は自分が合格して使用した翔泳社アカデミーの評価は第二位としています。

私も翔泳社アカデミーにはお世話になったので、その講座を一位評価したいと考えた瞬間もありました。

ただ、教材の質以外の理由で一位とするのは、消費者のためにならないと考えを改めて、評価基準に正直にレビューすることを選びました。

忖度(そんたく)という言葉は一時期流行しましたが、

  • ○○さんにお世話になったからおすすめする
  • ○○の企業にお世話になったからおすすめする

というのは、本当に良いものを受講したい消費者にとって裏切り行為であると自分は考えています。

「本音でレビューし、本当に良いと思ったものをおすすめする」という当ブログのコンセプトを信じてレビューしてきました。

マイナー教材だったSATのパーフェクト講座も、今では日本マーケティング・リサーチ機構という公的機関で三冠を達成するほどの教材となりました。

結果的には自分の心に正直になったことで、良い講座が良い評価を得ることにつながって良かったと思っています。

過去問が5年分だけなのは少ない。新しい問題がでてきたときにカバーできない

過去問5年分が少ないというのも、SATの講座に向けられるネガティブな意見としてあります。

知恵袋回答者は、五年分程度の過去問からは類題が出題されないという意見を主張していました。

たしかに、5年分では足りないという点は、10年分勉強した方がより万全であるという意見では一致しています。

しかし、近年では、試験が年2回に変更された影響で特に理論科目について、過去問から似た問題が出題される傾向になってきましたので、5年分の過去問からは出題されにくいという事情は変わってくると思われます。

また、4年にわたり、電験三種に取り組んできた、私の経験から言っても、過去問5年分を人に説明できるレベルまで十分に理解力があれば、合格は可能です。

また、回答者は類題が出題されなければ解くことはできないという前提で話を進めていました。

しかし、5年分の過去問でも合格可能であることとは別に、類題しか解くことができないというのは、合格において致命的です。

現場のことを考えた場合、新しい問題が発生したときほど、実力が問われるのが電気技術者としての仕事の世界であり、過去と同じトラブルや問題のみ発生することは、電気の世界ではありません。

過去問題をあまり出題させないのは、こういった新しい問題が発生したときの応用力を問いたいという出題者側の思惑があるものと自分は考えます。

私が何年も受験した経験として、基礎がしっかり出来ていれば、全く新しい問題が出題されても対応可能になるということは伝えておきます。

過去問題と似た問題が出ないと解答できないというのは単純に基礎力不足の問題であるといえます。そして、基礎力を鍛えるものがテキストと講座という位置づけなのです。

よって、5年分は少ないという意見は一致しているものの、5年分でも講座で基礎力を高めれば十分合格可能であるという結論となります。

教材以外の質問サポートについての追記

過去の知恵袋等の感想で、教材以外の質問サポートについて間違った情報が拡散されているので、改めてSAT側に確認しました。

SATのパーフェクト講座のレビューでも既に書いていますが、教材本編にある5年以上の過去問についても質問を受け付けています。
10年分の過去問でももちろん質問を受け付けているとのことです。

2023年度版に関しましては、SAT教材以外の市販本や過去問題についての質問も承っております。
(SAT教材の過去問題集に含まれる5年分以外についてもご質問いただいて問題ございません。)-SAT公式回答-

つまり、講座本編の5年分の過去問で不安という方は、10年分の過去問を購入すれば分からない問題についても疑問を解決できるという結論となります。

知恵袋の回答者は目的と手段が混ざっている

知恵袋の回答者は、

「通信講座を受講する目的は何なのか?」

という根本をはっきりさせていないなという印象を持ちました。

電験3種の受験者にとって、電験3種の受験者にとっては合格することが目的です。

もっと深掘りすると、SATの講座を受講する目的は、

「なるべく少ない労力で最大の結果を得る。」

ということが目的のはずです。

「通信講座を受講して、納得感を得たいのか?それとも合格したいのか?」

この点について、回答者は本質的にずれた回答をしているなという印象を受けました。

「講座が高いのにテキストが薄いのはおかしい」

という主張の一点張りだったからです。

確かに納得感を得たければ物量が多い通信講座(参考書)を購入すればよいでしょう。

少ないお金で多くのテキストや動画を見ることは、今の時代難しくありません。

ただし、目的はもちろん合格ですので、「合格するためにはどうしたら良いか?」という点を考えていく必要があります。

SATの教材は大前提として合格を目的としており、単なる教材を受け取った満足感や納得感が目的ではないのです。教材のボリュームで消費者の納得感を求めるのではなく、

出題傾向を徹底的に分析した上でテキストの物量を減らし、無料で視聴可能な動画を圧倒する質の講義で理解をサポートし、なるべく早い段階で過去問に取り組んでもらうことが、最短合格において重要であるということにSATは早くから気づいていたようです。だからこそ、「手を抜いている」「高い割に量が少ない」という批判を覚悟の上で講座を提供しているといえます。

テキストが薄いから問題だという意見は、単にお金がかるから悪いといった、表面だけ見た意見と代わりありません。

また知恵袋の回答者は、ステマレビューやステマブログという言葉を多用していましたが、

私はブログ運営当初より、通信講座レビューブログであることを明記し、講座の評価も、当時のブログでは無かったレベルで厳格に判断基準を作り、点数化しています。

悪いと思った講座は知名度に関係なく低い評価としています。

その上で、私のブログが多くの教材や参考書をレビューした結果、たどり着いたのがSATです。

実績は嘘をつかない

これだけ多くのブログでSATの講座が評価されるのは、

ブログを解説した2018年当時は予想していなかったことで、ステマと言いたくなる気持ちはわかります。

ただ、そういった意見が出たときに参考してほしいのが、事実のみを参考にするということです。

SATの電験3種パーフェクト講座は

日本マーケティング・リサーチ機構という公的機関で

  • 年間合格者数
  • 顧客満足度
  • アフターフォロー体制

以上で一位を達成しています。

これは第三者には反論できない事実となっています。

まとめ

今回は知恵袋にてSATの講座が批判されていたので、その正当性やステマという評価は正しいのかについて書いてきました。

  • SATの講座はステマという定義には当てはまらない
  • 過去問は10年分やったほうが安全という意見では一致
  • 批判の多くは購入者の思惑と、SATの方針のミスマッチが原因

となります。

SATの講座が気になる、もしくは本当にステマかどうか確かめたいという人は以下のリンクからレビューを見てください。